2015-10

フィンランドの旅

ダブテイルノッチとログハウスらしくない家【フィンランドの旅12】

オウル市郊外の湖畔に建築中のログハウス。 サウナハウスなので窓がありませんが、南側に湖が広がる絶景のロケーションです。 屋根は苔で覆われ、完成したら自然にとけ込む素敵なログハウスになることでしょう。 このログハウス、「ノッチ(ログ交差)」の出っ張りがないことにお気づきになりましたか? 写真では少しわかりにくいと思いますが、 普通のログハウスではノッチ外部が20cm程飛び出していますが、 このログハウスにはその飛び出しがなくスッキリしています。 拡大してみると こんな感じです。 これは「dove tail」と呼ばれるノッ...
ログハウスで自然暮らし

日本人なら美しいと感じる紅葉だけれど

紅葉が美しい季節に なりました。 「美しい日本に生まれて良かった」とこの時期は特に感じます。 日本には、春・夏・秋・冬と四季の移り変わりがあるため、 一年の暮らしにもメリハリがつきます。 そのことが勤勉で真面目な日本人の性格形成につながっているのかもしれません。 でもこの美しい紅葉、どの国に行っても見れるわけではありません。 一年中暑い国はもちろんのこと、 たとえ四季がある国でも植生によっては(針葉樹の森が多い等) 日本の広葉樹林のようなカラフルで鮮やかな紅葉は見ることができないかもしれません。 「東南アジアから来た友人に美しい...
ログハウス徒然草

滋賀県の琵琶湖北部でも荷降ろしサポート。

先週末の宮城県に引き続き、今週の月曜日には 岡山県と滋賀県で やはりログハウスキットがフィンランドから到着しました。 岡山県の現場は オーナーさん手配の建築屋さんが ログハウス施工全般を担当されるので 荷卸しは業者さんにお任せして この日は 滋賀県琵琶湖北部の現場へ 荷降ろしサポートです。 今までも 琵琶湖周辺には何人かセルフビルダーさんがおいでになるので 何回も来ているはずですが、 その度に ただただカーナビでひた走りするので それぞれの位置関係がまったくわかりません。 今回も カーナビの指示どおりに オーナーさん指定の重機屋さんにたどり着き、その敷地内...
ログハウス徒然草

宮城県の南蔵王に荷降ろしサポートに行きました。

宮城県内で ログハウス部材キット納品があり、 荷降ろしサポートのために 先週の金曜日(10/23)に 現地へ出向きました。 建築地は とある温泉付き分譲別荘地の一角です。 作業予定時刻の随分前から大型クレーンが待機し、オーナーさん 及び 応援の人数も充分だったので コンテナから荷物を引き出す作業は 順調に終えることができました。 作業自体は順調だったのですが、実は 朝早くから別荘地の管理人さんが 見学(監視)体制で、 「そこには置かないで。」 「大型車はそこから入らないで。」 など細かい指導が入ったため かなり気を使う作業となりました。 ...
フィンランドの旅

古いログハウスのレストランで-オウル市内【フィンランドの旅11】

オウル市内では店舗として活用されている古いログハウスを何軒か見かけましたが、 M氏夫妻と一緒に訪れたレストランも古いログハウスで、なかなか趣があって素敵でした。 ログ壁の外側に板が縦張りしてあり、ノッチも囲われているので 外見はログハウスのように思えません。 でも内部に入ればノッチもあって、やはりログハウスです。 地元の人で賑わうフィンランドのレストランでは出てくる料理の量が多くて食べきれません。 この日私が選んだのは、前菜として「トナカイのハム」 メインは「量が少...
ログハウスで自然暮らし

新潟県中越地震から11年が経ちました

2004年10月23日、新潟県中越地震が起きました。 孤立した山村で住民が地面に書いたSOSの文字を記憶されている方もいるでしょう。 阪神淡路大震災のときの神戸の街が火災による煙に包まれているようすや 東日本大震災で津波に家々が飲み込まれていく映像は 何年経っても衝撃的な記憶として心に留まっています。 その山村の斜面に作られた田んぼや養鯉池は 地震で無残に崩れてしまっていましたが、 地震から11年が経ち、今はその傷跡もほとんど見られず、 普段の生活に戻っているような感じがします。 もちろん震災をキッカケに若い世帯が外へ出て人口が減ったり...
フィンランドの旅

ラップランドのスープ料理【フィンランドの旅10】

ラッブランドにあるラミネートログ工場を訪ねた際、 工場スタッフと近くにある小さなお店で待ち合わせをして一緒にランチをいただきました。 その日のランチメニューは 「トナカイのスープ」、 ラップランドの薄いクラッカーのようなパンと自家製ビールがついています。 フィンランドではランチメニューに自家製ビールがよく出てきますが、ノンアルコールです。 スープは、トナカイのスライス肉とジャガイモ&タマネギ が煮込まれていて、 とてもクリーミーでおいしいスープでした。 日本人に意外と有名な「サーモンスープ」もラップランドの料理のようです。 フィンラン...
ログハウス徒然草

ログハウスに薪ストーブ設置を考えているなら・・・

なんとなく 暖かい日が多いような気がする今年の秋ですか、それでも確実に 冬は近づいてきています。 まだ 暖房器具を使っていない家でも そろそろ器具を出して 冬の準備をする時期ですね。 冬の暖房器具として ログハウスでは 薪ストーブを設置されるオーナーさんが多く、 薪が燃える香り、ゆれる炎、やさしい暖かさ ・・・等、薪ストーブには なんとも言えない良さがありますが その設置費用は 安くはありません。 そのため ログハウス建設時には 薪ストーブを設置する決心がつかず、 ログハウス完成後に 改めて薪ストーブを検討して設置される方も 少なくありません...
フィンランドの旅

ロバニエミでサンタクロースに会う【フィンランドの旅9】

ラミネートログ工場からは少し東南にドライブして、ロバニエミ経由でオウルに戻ることになりました。 北極線(北緯66度33分線)が通るところにある「サンタクロース村」へ寄るためです。 外国から来た人を案内するのには欠かせない有名観光地です。 もちろん、ここには本物のサンタクロースが住んでいます。 私達が訪れたのはサマーホリデーシーズンが終わった9月、しかも 平日の夕方。 「こんなに人がいないサンタクロース村は初めてだ」とM氏が言うように観光客が少なく、とても静かでした。 「さあ、サンタクロースに会いに行こう!」 M氏の誘導に従って建物内...
ログハウス徒然草

雪の力はスゴイから、雪対策はしっかりと。

10月の後半になり、一段と秋が深まってきました。 今週から来週にかけて 何軒かのログハウス部材キット納品があり、 これから 雪が降る前までに みなさん頑張って ログ組みをされる予定です。 だから 「今年の冬は暖かくて あまり雪が降らないといいな~」 と願う今日この頃です。 普段は 雪のない地域に暮していても、 ウィンタースポーツを楽しむためにあえて積雪地にログハウス別荘を 建てられる ログオーナーさんも多くいらっしゃいます。 ログハウスの間取り検討段階で 屋根角度や窓・設備などを 寒冷地仕様や積雪対応に考慮したものにするだけでなく 完成...