みなさんがオーダーされたログハウスの部材キットが日本に到着した際、
クレーンを使ってコンテナから引き出されるようすは
『キートスのセルフビルダー達』でも多くの方が紹介されているので
写真をご覧になられた方もいらっしゃるでしょう。
(日本での荷降ろし作業風景)
でもフィンランドでどのようにコンテナに積み込まれているのかは
見る機会がないと思いますので、ここで少し写真を紹介しましょう。
ログキット出荷までの流れ
キートスからフィンランドに発注されたみなさんのログキットは
オウル市内にあるログ会社の事務所で
構造設計、部材積算、そして部材手配をします。
同時に海上輸送会社と連絡をとって配船スケジュールを確認し、
ログ工場と打ち合わせをして出荷予定を設定します。
(コンテナと船の最終手配はキートスで行います)
ここで作成されたログ図&構造図、建具確認、部材リスト等は
フィンランド側とキートスでチェックし、修正を重ねます。
そして最終図面に従って、無垢ログはオウル市内の、
ラミネートログはラップランドのログ工場で加工されます。
加工されたログ材は丁寧に梱包され、
フィンランドのオウル市内にある板材会社の広大なヤードへ運ばれます。
(重機が自由に動き回れる広いヤード)
窓、ドア、階段、板材、金物、その他必要な小物類もここに運ばれてきます。
(棚には様々な種類の板材がストック)
全ての部材が出荷予定日までに揃い、
当日は板材会社のヤードで海上輸送コンテナに積み込まれます。
(大型フォークリフトが活躍します)
ログ部材キット積み込み
梱包は大型フォークリフトでパレット上に積み上げられ、
海運業者から届いたコンテナの中へパレットごと積み込みます。 コンテナの大きさは40フィート ※20フィートコンテナは長さが半分。
左右2列、場合によっては前後(奥と手前)2列での積み込み。 部材量(ログハウスの大きさやログ材の太さetc)によって
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余談ですが、、、 フィンランドのログメーカーとキートスは ログキット詳細についてだけでなく、 現在はほぼ確立した方法でコンテナへの積み込みがされており、 また、フィンランド工場側でも梱包などに工夫をして、
さて、コンテナに荷物が全部積み込まれると、
荷物が積み込まれたコンテナ内部のようすは簡単な図に描かれ、
このコンテナマップで荷物の量や梱包の大きさを認識できるので
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荷物の積込みが完了し、コンテナドアが閉められて封印された後、
ドライバーさんが最終確認をして、いよいよ出荷です。
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コンテナは陸路、オウル港まで運ばれます。
ここからオウル港までは近く、
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この後、オウル港から船で日本に向けて旅立ちます。
(オウル港からはヨーロッパ主要港へ運ばれ、
そこで日本に向かう船に積み替えられます)
(コンテナ船写真はNYK.comより)
2ヶ月ほどの船旅を終えて日本に到着したコンテナは
港での通関作業を経て、みなさんが待つ建築地へと運ばれます。
(現場に到着し、扉を開けたコンテナ)
待ちに待ったログキットが届き、ほっと一安心!
でもこれからが本番、ログ建築のスタートです。