宮城県気仙沼市に荷降ろしサポートに出かけました。

先週、ちょうど「3.11」の日に、新潟から宮城県気仙沼市に向かいました。

翌日の3月12日に気仙沼の大島でログハウスキット納品があり、
その荷降ろしサポートのためです。

 

 

気仙沼市も大島も、東日本大震災では大々的な被害を被ったエリアです。

現在も津波に襲われたと思われる広く何も無い場所が多くありますが、
概ね震災被害は実感できないくらいにいろいろな復興作業も進んでいるようです。

大島も震災時にはかなりの被害を受け、
その上フェリーも運行できなくなったので孤島になり
交通が遮断され非常に苦労したそうです。

今は本土から大きな橋が架けられ(令和1年4月開通)、
車での往来もできて大変便利になりました。

仙台からの交通も三陸道という高速道路(今はまだ無料)が整備され、
私の古いカーナビでは表示されないけど復興事業のためにもとても便利になっています。

さて本題の大島での荷降ろしですが、
手伝ってくれる業者の大将が「前日に打ち合わせに来い」と言うことだったので
説明に行きました。

その際、2次輸送に関して、
「現場の道が狭いから、4トンユニックは無理だろう」
(確かに狭い)

「現場の坂をラフター(クレーン)が上れないだろう」
(確かに道より建築地が2m位高く、坂が狭いうえに急勾配)

「建築地のスペースが狭いので、小さいラフターしかだめだろう」
(確かに大きいクレーンは近づけない)

「建築地に電線が横切っているので、
その電線が邪魔して道からキット梱包を引き込めないだろう」
(確かに電線が完全に邪魔している)

「大半の荷物はばらして小運搬しなければだめなんじゃないの」
(確かに最悪の場合はそれも仕方がないが、その方法だと2日はかかってしまう)

と、ダメダメダメダメ攻撃を受け、
「まあまあ、とにかく頑張ってみましょうよ。」
と言うのが精一杯で荷降ろし当日を迎えました。

実際の荷降ろしは、
パンパンに詰まったコンテナからのログキット引き出しはスムーズに進み、
1時間30分位で完了しました。

 

一息ついて2次輸送を開始しましたが、
案ずるより産むが易しで(そんなに易しではなかったけど)、
ベテラン・クレーンオペレーターさんのテクニックと
4トントラック運転手さんの技量に支えられ、
私とユーザーさんの「すごい~ すんごい~」の掛け声に気をよくした作業員さん達の活躍で、
午後4時頃にはすべての作業が完了しました。

めでたし、めでたし。

 

 

翌日から、ユーザーさんを指導しながら早々に土台敷作業を開始します。
できたら1週間でログ組作業を完了したいとユーザーさんは計画しています。

その作業は、第2弾と後日談で語ることにしましょう。

( written by N)

 


[ ログハウス徒然草 20.03.17 ]     Kiitos Log House