屋根仕上と内装作業で再び済州島へ【韓国・済州島ログ建築顛末記4】

あれから約1か月後、
不足のフィンランド屋根鉄板の部材も現地に再納入されたので、
「済州島ログハウス 絶対完成させるぞ!プロジェクト」が再開されました。

春の済州島は観光シーズンですが、中国からの観光客は国策で激減しています。

北からのミサイルも気になることろですが、せっせと仕事をして1週間で帰る予定です。

向かいのピザ屋さんが大喜びしたのは言うまでもありません。

近くの現場監督さんも大歓迎でした。

 

(隣の現場の生コン注入の様子です)

 

今回は1週間の予定で、
屋根仕上げ、1Fの床仕上げ、2Fの天井板張り、階段セット、
2F手すり周りの完成、間仕切り壁の作成、室内ドア取り付け等、
すなわちログハウスの完成までがノルマです。

そのすべてを完了するのは、かなりのスピードを必要とします。

 


 

特に足場無しでの屋根鉄板仕上げは急ぐと危険です。

他の作業と並行してコンデションの良い時のみ屋根作業を行うことにして、
天候と気力とタイミングを図りながらのアクロバティックな作業でした。

私も昔は「シルクドソレイユの再来か」と言われたものですが、
今回はもっぱら地上勤務とし「気をつけろヨ~」「急ぐなヨ~」と
掛け声をかける仕事に徹しました。

天井や床下の断熱材は日本とはすこし種類の違うものしかありません。

ユーザーさんと建材屋さんを回り、天井には3mm位の銀色の断熱シートを張ってから、
天然素材だといわれるふかふかの断熱材を2重に施工し天井板を仕上げることにしました。

この作業が思いのほか手間取りました。

 

 

工具やビス等を探すため、たびたび現地の材料屋数件に出かけましたが、
あまり種類は多くなく、目的のビスを買うのにも苦労しました。

 


 

でも 電動ノコやインパクト等電動工具の大半は「マキタ」「日立」で、
当たり前に日本製が並んでいます。

大きな店は無く、建築材料問屋街があっても数件探し回らないと目的のものが手に入りません。

日本のセルフビルダーさん達はホームセンターに行けば
たいていの物は現物を見ながら買えるので、楽ちんですね。

 

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[ ログハウス徒然草 17.05.16 ]     Kiitos Log House