ログハウスでの田舎暮らしも長くなったわね。

「ええ、鳴いていますよ。 ウグイスだけでなく、 カッコーとか ホトトギスとか この時期は にぎやかですよ。」

そうお話されるのは  10年以上前に ログハウスをセルフビルドされた オーナーご夫妻 (奥さま)。

先程から 受話器の向こうでは " ホーホケキョ!ホーホケキョ!"  と ウグイスの美声。

「イノシシが せっかく植えた3kgの種芋を 全部掘り返して食べたのよ」 とか

「ヘビは 好きになれないけれど 近くに マムシとか ヤマカカシとかもいるの」 とか

「ネコが 野鳥、野ネズミ、モグラなどを外で捕まえてくる」  「シジュウカラが 枕木の穴に巣を作った」 とか

話題の中心は いつも 『 田舎生活 』、

大都会育ちの奥さまにとって 田舎での暮らしも長くなり、 「もう 都会には 住めないわ」 と。

ご夫婦で 旅行したり 子供さんの家を訪ねたりしないときは、 ログハウスの庭で バラの世話。

「今年のように 曇りの日が多いと 花が長持ちするのよ」

きっと 今も お庭のバラを眺めながら 電話されているのだろう。

ログハウスとバラ

 

「都会を楽しむには お金が必要だけど

 田舎暮らしは そんなの関係なく 楽しめるから

 とてもいいわよ。

でもね、映画館に行きたいときだけ 不便かな?」

 

 

 

「もし この場所が飽きて 他へ引越ししても、 また 建てるなら ログハウスね。 ログハウスは いいものね。」

ご夫妻にとって このログハウスは  2軒めである。

前回  「10年同じ場所にいると 飽きるでしょう? そろそろ引越してもいいかな」 ということだった。

あれから 10年が経った。  また 引越しされることも あるのだろうか?

でも 今の田舎暮らしを とても楽しんでいらっしゃるようす、 3軒めは ないな・・・(笑)。 

[ ログハウスで自然暮らし 10.06.10 ]      Kiitos Log House