「ログ間の左右に若干の高低差ができて 隙間があるのだけど・・・ これで良いのか? 一度確認に来てもらえないか。」
との問いに 宮城県のセルフビルダーさんの元へ出かけてきました。
ログを積んでいくと
ログ同士が交差するノッチの部分が高く、
窓やドアなどのある開口部分がそこより若干低くなる
ということがあります。
ログが交差するノッチ部分でログ同士のかみ合わせが甘いところがあるとこのような高低差ができることがあり、
セルフビルダーさんは この高低差が気になっていたようです。
今回は 9段で1cmほどの隙間がある窓部分と、14段で1.5cmほどの室内開口部の隙間でした。
1段ごとの隙間をそれぞれ1mm程度広げ対処した結果、ほぼその隙間は気にならなくなり、
セルフビルダーさんも 「実際現場に来て確認してもらい、聞きたいことも聞けて安心しました。」 と一安心のご様子。
セルフビルダーさんにとっては すべてが初めてのこと、今回の隙間の問題だけでなく、
ログや板材が若干反っていたり、曲がっていたり、なかなか寸法通りに行かなかったり、うまく納まらなかったり・・・
「その程度ならよくあることですよ」ということでも ログハウスの完成まで その不安や心配事は尽きることがありません。
マニュアルはあっても、力加減などの感覚的な部分や 文章では伝えにくい細かい施工のニュアンスなどは
省略せざるを得ません。
そんなマニュアルを片手に 今日も一人でコツコツとがんばるセルフビルダーさんでした。
[ ログハウス徒然草 16.10.17 ] Kiitos Log House