キートス・スタッフ、済州島へ行く【韓国・済州島ログ建築顛末記2】

オーナーさんにホテルと格安航空券の手配をお願いし、
2月20日から2週間の予定で決死の覚悟で、とうとう済州島に上陸です。

スタッフや家族からは
「くれぐれも現地の人たちにひんしゅくをかうような言動はしないように」
と口を酸っぱく言われましたが・・・

 

傷害保険もしっかり掛け、いつもの精鋭3名+老兵1名の4人での旅立ちです。

 

済州島ログハウスの建築での基本条件は、、、

1.重機は使わず、すべて人力で完成させる。
(重機手配が難しい)

2.足場を掛けず、すべて人力で完成させる。
(日本のような足場レンタルがない)

3.日本から変圧器を持参し、最小の電動工具で完成させる。
(現地での工具レンタルが困難)

4.フィンランドのカラー鉄板をキートスのスタッフで施工する。
(現地での屋根業者手配が困難)

5.定期的に通訳さんを雇い、現地業者と打合せ、及び指示をする。

6.一部工具や断熱材等は必要に応じて現地調達する。
(オーナーさんに協力してもらう)

7.仮設トイレがないので、向かいのピザ屋で借りる。
(スタッフの年齢的にも近くにトイレがあることは絶対条件・・・)

 

 

8.頑張って、根性で、効率よく、必死で、予定通りに作業を進めるが、決して急がないこと。
(もしこの地でケガしたら対応できないし、取り返しのつかない状態になるから)

9.なるべく現地の人とうまくやっていく努力をすること。

などを肝に銘じ、作業を進めることにしました。

でもそこはそれ、熟練のキートスの作業スタッフのことです、
115mmの重いログ材を、しかも足場ナシの悪条件現場にもめげず
いつものスピードで作業し、2週間で屋根下地まで完成しました。

 

 

実は2週間で鉄板の屋根仕上げまでが作業計画でしたが、
屋根鉄板部材の一部が盗難にあい、屋根仕上作業ができませんでした。

その代り、建具と建具の化粧板、2階の床張等まで完了させました。

 

 

屋根仕上作業は今後の検討課題とし、
念入りにルーフィングを掛けて雨漏りしないように養生して
2週間の作業を完了して帰国しました。

済州島にはログハウスが一軒もないので、物珍しさも相まって評判になり、
多くのギャラリーが集まりました。

日本とちょっと違い、現場にヅケヅケと土足で入ってくる人もいるので困りましたが・・・

キートスのスタッフにより脅威的なスピードでログハウスが出来上がっていく様子に
オーナーさんはもちろん、現場に詰めかけた韓国ギャラリーも 大変な驚きようでした。
(日本人の心意気や大和魂を充分アピールしてきました!!)

 

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[ ログハウス徒然草 17.05.08 ]     Kiitos Log House