セルフビルドがまだ超マイナーだった頃に

 

1ヶ月ほど前のことになりますが、 あるログハウスオーナーさんから連絡をいただきました。

ログハウスのメンテナンス(補修)についてのご相談でした。

 

このオーナーさんのログハウスは 16年程前に セルフビルドによって建てられたもので、

急斜面に建っているために 外壁再塗装etc いろいろなメンテナンスが難しい点もあり

長い年月により 補修が必要な部分が出てきたようです。

 

16年前といえば まだセルフビルドは あまり知られておらず

(今でも マイナーな感じですが)

高い所では 6メールトもあろうかと思える高基礎上での作業、

そのうえ 私達の予想に反して オーナーさんをはじめ

お手伝いのために集まった面々は スラッと細く

当時 現場に出向いたキートスのNの言葉を借りれば

「文学青年のような」 という感じで、 ”屈強”とは 程遠く ・・・

本当にセルフビルドできるかな?という こちらの心配をよそに

「文学青年のような」みなさんで 立派なログハウスを 完成させました。

 

(今なら 多くのセルフビルダーさんとお会いしているので みなさんの体型がスリムであっても 心配などしませんが)

 

その後 15年以上の年月が経ち、 ログハウスのセルフビルドは その頃よりもずっとポピュラーになり、

キートスのお客さまのほとんどが ログハウスをセルフビルドされるようになり、

それに伴って ログキット仕様は よりセルフビルドを考慮したかたちになりました。

施工マニュアルも 過去の多くのセルフビルダーさんからの質問などで 日々バージョンアップしてきました。

そうやって考えると あの頃のセルフビルダーさんは 本当に大変だったでしょうね。

 

ログハウス完成後 このオーナーさんから定期的に 「ログハウスで楽しんでます」 という連絡をいただいていましたが

これからも ずっとずっと ログライフを楽しんでいただけることを 願っております。

 


 [ ログハウス徒然草 12.12.12 ] Kiitos Log House