オウル市から約3時間強のドライブで、
ラップランド地方にあるラミネートログの工場に きました。
ログハウスの事務所と隣接するミーティングルーム&スタッフルーム、
そして背後には広い敷地に資材保管倉庫と2つの生産ライン(工場)があります。
ラミネートログのカットを行う工場でも原材としてラミネート材を仕入れ、
工場内ではログのノッチ加工をするというのが多いのですが、
ここではラミネート材自体も自社で製作しています。
ラミネート材製作のため、接着剤のカーテン下を木材が通っています 。
ラミネート材について説明する工場責任者のR氏。(M氏が大変信頼をおいている人物)
接着&圧着されて品質試験を通ったラミネート材のみログフレーム(サネ付き材)に加工されます。
この状態で(ノッチ加工する前)出荷されるものもありますが、キートスのログキットは 次の工程に進み、工場内でノッチ加工がされます。
サネ付きのログ材がノッチ加工する機械に入っていくところ。
ノッチやダボ穴の位置はコンピュータによって制御されますが、
一本一本担当者が機械動作前に図面と合わせて確認し、
機械にセットするラミネート材の品質も確認しています。
加工機械(左のドーム状)からノッチやダボ穴が加工されて出てきたログ材を
別の担当者が図面で再確認し、品質の確認をしながらログ番号ラベルを貼り、
コンピュータによって指示された梱包場所に振り分けます。
出荷のために丁寧に梱包しています。
みなさんのログキットもこんな流れでログフレーム加工&梱包がされます。
この工場から出荷されたログ材はオウル市にある板材会社のヤードに運ばれ、
窓・ドアなどの建具、内装材やログパネル、そして ボルトなどの金物類と一緒に
コンテナに積み込まれてオウル港から旅立ちます。
[ フィンランド見聞記 15.10.16 ] Kiitos Log House