ラップランドのラミネートログ工場【フィンランドの旅8】

オウル市から約3時間強のドライブで、
ラップランド地方にあるラミネートログの工場に きました。

 

ログハウスの事務所と隣接するミーティングルーム&スタッフルーム、
そして背後には広い敷地に資材保管倉庫と2つの生産ライン(工場)があります。

ラミネートログのカットを行う工場でも原材としてラミネート材を仕入れ、
工場内ではログのノッチ加工をするというのが多いのですが、
ここではラミネート材自体も自社で製作しています。

 


ラミネート材製作のため、接着剤のカーテン下を木材が通っています 。

 


ラミネート材について説明する工場責任者のR氏。(M氏が大変信頼をおいている人物)

接着&圧着されて品質試験を通ったラミネート材のみログフレーム(サネ付き材)に加工されます。

この状態で(ノッチ加工する前)出荷されるものもありますが、キートスのログキットは 次の工程に進み、工場内でノッチ加工がされます。

 


サネ付きのログ材がノッチ加工する機械に入っていくところ。

 


ノッチやダボ穴の位置はコンピュータによって制御されますが、
一本一本担当者が機械動作前に図面と合わせて確認し、
機械にセットするラミネート材の品質も確認しています。

 


加工機械(左のドーム状)からノッチやダボ穴が加工されて出てきたログ材を
別の担当者が図面で再確認し、品質の確認をしながらログ番号ラベルを貼り、
コンピュータによって指示された梱包場所に振り分けます。

 


出荷のために丁寧に梱包しています。

みなさんのログキットもこんな流れでログフレーム加工&梱包がされます。

この工場から出荷されたログ材はオウル市にある板材会社のヤードに運ばれ、
窓・ドアなどの建具、内装材やログパネル、そして ボルトなどの金物類と一緒に
コンテナに積み込まれてオウル港から旅立ちます。

 

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[ フィンランド見聞記 15.10.16 ] Kiitos Log House