雪国に建築するログハウスの屋根について

全国的に気温が低い日が多い今年の冬、
ほとんど雪が降らない地域でも積雪になって
美しい雪景色が見られたかもしれませんね。

 

 

雪景色は見ているだけなら良いのですが
生活する上ではいろいろ大変なことも多く、
圧雪された道路で滑って転んだり
交通網がマヒして通勤だけでなく物流にも影響が出たりします。

雪国では美しい景色と引き換えに
それなりの雪に対する心構えや対処が必要になります。

普段は雪と無縁の地域に暮らしている方が
ログハウス別荘を積雪地域に計画することもありますが、
その際考えていだたきたいのが屋根からの落雪です。

屋根に積もった雪は大変重くなるので建物に多大な荷重がかかります。
そのため雪国では屋根からの雪下ろしをおこないますが、
これは大変危険を伴う作業で
毎年何人もの方が雪下ろし中の事故で亡くなっています。

 

 

できるだけ雪下ろしをしなくても良いように(自然落雪するように)
キートスでは積雪地域に計画されている方には
屋根傾斜角度についてのアドバイスをしています。

また、凹凸やゲーブルドーマーがある屋根はおしゃれですが
それら突起物が邪魔になってうまく落雪しません。

 

 

積雪地域に建てるログハウスは
できるだけシンプルな屋根を考えてくださいね。

 

 


[ ログハウス暮らし報告 23.02.07 ]  Kiitos Log House