13年くらい前に セルフビルドした 福島県のKさん宅に 遠回りして寄ってみました。
平日の昼間なので お留守でしたが、
家族の住宅として 長い間大事にされてきたログハウスであることは すぐ理解できました。
10年以上経てば それなりに古びてきます。 ですが ログハウスは 手入れさえすれば
「味のある建物」 として 決してみすぼらしく感じたり 流行遅れの建物と感じたりすることは ありません。
最初に Kさんと会って ログハウスキットの打ち合わせを始めた頃のことが 思い出されます。
私 「Kさんは建築屋さんですよね? すみませんが キートスは業者さんには お売りしていないんですよ。」
Kさん 「いいえ、建築屋ではありません。 ただ ログハウスを自宅として 自分で建てたいんです。」
私 「建築の専門用語も良く知っているし、大工さんでしょう?」
Kさん 「いいえ、以前少し 建築の手伝いをしたことが あるだけです。」
そんなこんなのやり取りの後、ご契約をいただいて ログハウスキットを納品しました。
早々に見事に住宅用ログハウスを完成されてニコニコしながら後日談では、
「実は私、 ○○ハウス(全国的に有名なハウスメーカー)専属の 大工なんです。
今まで ○○ハウスを 何十棟も建ててきましたが、 自宅は絶対に ○○ハウスにしないと 決めていたんです。
会社や同僚にばれないように 秘密でログハウスを建てるのは 結構厄介だったんですよ!
ログハウスが欲しかったし、本当に満足しています。」 と うれしそうに話してくれたことが昨日のことのようです。
ただその後も 「同僚が遊びにきたいとか 上司が寄りたいと言った時にはどうしょう!!」 と悩んでおられました。
その後、どう解決されたか?
またいつか、その辺の話も聞きに 寄ってみることにします。
[ ログハウス徒然草 10.05.21 ] Kiitos Log House