歩行者の気持ち
「いや~ 頭から 水を かけられたよ~」上司のNが そう言いながら オフィスに 入ってきた。
昨日、出社時に 車を 建物の前にある 駐車場にとめて 後ろから 荷物を降ろしている時に
前面道路を走る車に 水を頭からかけられた というのである。
「『あそこにターゲットがいるぞ! エエィ、 水をかけてやれ!』 と わざと 水をかけたんじゃないかと思っちゃうよ。」
「そんなことは ないですよ。 きっと 気がつかなかっただけです。」
「そうかな~?」 車に水をかけられて イヤな気がしない人は いない。
上司のNも 苦笑いしつつも ちょっと腹立たしそうだった。
「新潟に住み始めた当初、 水を平気で ...