ログハウスの階段について

6月はフィンランドから出荷するログキットが多く、
図面や部材の打ち合わせや確認、海上輸送手配など
毎日する作業が多くてWebページ更新に手が回りませんでした。

気がつけば7月半ば、
約1ヶ月半もこのページもさぼっていましたので
今日はログハウスを検討中の方に参考になる内容
「階段」について書いてみようと思います。

まずは、住宅としてよく利用される大きめのログハウスには
普通の家にあるような階段が付いています。

 

 

もちろん木製で、片側に手すりが付いているのが基本仕様です。

まっすぐなI型、途中で曲がるL型やコ型もあります。

ログハウスは屋根両端が1階上部まで下がってくるため
階段は天井高を確保できる場所に設置します。
(建物の両端に階段を設置できない場合が多い)

また、階段は広い設置スペースを必要とするため
小さいログハウスでは下の写真のような「簡易階段」を
基本仕様にしていることが多いです。

 

 

簡易階段は一般的な梯子とは異なり、
踏み板に少し奥行があるので昇降しやすいようになっていますが、
手を離して立った姿勢での昇り降りは難しいです。

「簡易階段はちょっと・・・」という方には
オプションで「ステップ階段」に変更することも可能です。

 

 

ステップ階段は狭いスペースへの設置を可能にするため
踏み板が、右・左・右・左、、、と踏み出す足が決まっています。

日本ではあまりポピュラーでないので
イメージするのが難しいかもしれませんね。

踏み出す足が決められているので慣れるまでは少し大変だと思いますが
簡易階段と比べると使い勝手は大変良くなります。

さいごに、もう一つ紹介したい階段があります。

 

 

「収納階段」

平屋ログハウスの天井を一部平張りして
その上部を収納スペースとして活用する際に便利な階段です。

普段は邪魔になるので天井裏に収納し、
使用する時にだけ引き出して階段として設置。

この階段は日本で購入することになります。

 

普段あまり意識しない「家の階段」ですが、
ログハウスの間取り検討の際に少し考えてみては?

 


[ ログハウス建築現場から 22.07.13 ]  Kiitos Log House