6.ログ組み


ログ組み 初日


2020年8月19日、部材が到着して3日目。

さすがに連続しての作業で、疲れもピーク。
しかし、早く組み立てたい気持ちで一杯のため、今日も朝から行動です。

アドバイザーのNさんはもういません。
ここからは自分たちでマニュアルを読んで、考えて、行動です。

今日の作業体制は、業者さんからのサポート2人と友人1人と私の4人です。

友人は運送会社社員のため「物探し&暑い中での作業は慣れている」と勝手に考えて厳選しました。

このログ組みのポイントは、なんと言っても「部材の探し方と出し方」。

必要な2段目ログが、大量にある中の一番下にあるとげっそりします。
が地道に一番上から少しずつ下ろしていきます。

8m級のログ材もたんまりあって、厚みも115oなので、2人で運ぶには苦労しました。

午前中は土台の締め作業が少し残っていたので業者サポートにお任せして、友人と私は部材の整理をしました。

2段目ログの一本がいくらやってもうまく入らなかったので、いったん仕切り直すために昼食に。

気温は27度。
日射しさえなければ涼しい風が山から吹いてきますが、現場は相変わらずの直射日光。

日陰を作りたいのですが、部材置き場所の問題でもう少し部材が消えてから作成します。




さて、午後からの作業はうまく入らなかった2段目最後のログ。
ノッチ部分がどうしても噛み合わず、レールに乗らない感じ。

3時間くらいバールやカケヤで叩いて試してもハマる様子がなかったため、キートスさんに電話しました。

「そこはバールとか使ってやれば入りますよ」と仰るのですが、土台とシルログはアンカーボルトで締めてるので、バール入れても全くハマる気配はありません。

そして、あまりに叩きすぎているのでだんだんログ材がへこんできました。

4時間くらい格闘した結果、相当無理やりやってはまりました。

午前中のペースであればかなり進んでいたと思いますが、これも実力のうちです。




既に17時を過ぎているので、今日は2段目で終了。

部材をかなり整理したため、明日からはスムースにいくことを祈っています。

 

作業環境について


荷下ろしからの連続作業で、しかも連日の暑さのため、そろそろ体が故障しそうな感じです。

厄介なのは、目的のログが下にあった場合は上のログをいったん退かさないといけないので、置く場所が遠いと体力を消耗します。

建築地では梅雨のせいで、基礎工事がログ部材到着の一週間前にできました。

また、美観の問題で電線はログに直接引き込みせず、ポールを建てて埋設配管で建物の中に通す予定です。

したがって埋設配管用の掘削をしており、配管を敷いて基礎のコンクリートの中まで電線を通したら土を埋め戻しにします。

まだ電線を中に通してないので、土がデコボコ状態で踏み場が非常に悪いです。この悪環境が進みの遅い原因でもあります。

もう少し涼しく、ログ材の移動スペースと足の踏み場がしっかりしていれば、作業スピードは全然違っただろうと思います。


ログ組み 2日目


8月20日、作業体制は業者サポート2名と私の3人です。




この業者さんサポートは基礎工事でお世話になった施工会社で、実は無償で手伝ってもらっています。
私が提供するのはせいぜいジュースくらい。

この時期業者さんはお忙しいのですが、なんとか時間を調整して来てもらっています。

ただ、いくら親切だからと言っても違う現場の作業もあるし、炎天下でフルに手伝ってもらって良いのかなあ。

いえ、決めました。安いかもしれないけれどバイト代くらいは出そうと。

業者に発注となると管理費などで高くなるので、せめてはバイト形式で。
そうすれば私の気持ちも少しはスッキリします。

これから地元での付き合いになるし、ここでタダにしてもらうと今度お願いするときに頼みづらくなるのと、やはりやってもらった対価はしっかり精算すべきです。




さて作業ですが、ログ材を探すのが大変なので、なるべく減らすために1F寝室側をメインに積み上げていきました。




窓の下まで7段くらい積んで、今日の作業は終わりです。


ログ組み 3日目


連日の作業で肉体的にかなり疲れが溜まり、作業効率も考えて、21日はゆっくり休みをとりました。

8月22日、気温は31度。
でも久々に曇り空のため、暑さはあまり感じません。
山からの風も吹き、絶好のログ組み日和となりました。

コツもだんだん掴んできて、ログ材もだいぶ整理したため、次に必要な部材が探しやすくなってきました。

作業ですが、午前中は友人ら3人、午後から業者サポート2名が加わって5人となります。




朝から友人らと気合を入れて部材を運んでいる時、緊張の緩みのせいか、足がふらついて、足をログ材にぶつけてしまいました。

午前中はそんなに痛みもなく平気でしたが、午後に業者サポートが来られた辺りからまともに歩けなくなり、指揮命令に徹しました。

3時ぐらいから雷雲が近づいて来ました。

業者サポートが「その雲は非常にヤバいかも」と言ってましたが、その通りにまずは雨のない雷が勢いよく鳴り響き、そのあと豪雨。

ログ材もかなり濡れましたが、急いでブルーシートを被せて養生しました。
あまりの豪雨と雷で、既に組んでるログは養生できませんでした。

降り始めてから10分くらいで基礎内には既に水が溜まっています。

積み重ねているログ材にカビが生えないか、非常に心配です。
(材と材の間は換気が出来ないから)




雨は止みそうもなく、今日は15時で終了です。

全体的に10段くらいまで進みました。
だんだん高くなって来たので脚立では届かなくなりそうです。
そろそろ仮床を検討します。

負傷した足のせいで、明日はできそうにありません。
また来週作業します。




帰りは高速を使いましたが、北関東はほぼ全域で豪雨と雷でした。

 

ログ組み 4日目


8月29日、一週間ぶりの作業となります。

先週負傷した足の打撲はだいぶ良くなりましたが、薬を飲まないとまだ痛むので、今日は少し人を多めに呼んで作業しました。(体制は6人)

ログ組み班3名と部材探し班2名、シール貼りとログ組みサポートは私が実施。2人は会社の同僚で、今回新顔です。

天気は晴れ、気温34度。
「那須は避暑地」という表現はもう相応しくありません。

10段積んでもまだ部材が沢山あり、探すのに苦労してます。

部材梱包の効率化でパッケージ内にあらゆる部材を積まれているのでしょうが、本音は欲しい部材が上から順でアルファベットごとに積まれていれば探す手間は大幅になくなるかと感じてます。

それでも10段まで来れば、最初に比べたら格段見つけやすくなりました。

未だに自前のカケヤを用意しないで、部材付属のカケヤと近所のおっちゃんに借りたカケヤで頑張ってます。




要領もだいぶ分かってきたので午前中は順調でしたが、私の同僚の一人が開始1時間くらいで体調不良。
熱中症の初期症状が出始めたので、しばらく休んでもらうことに。

事前にキートスさんからアドバイスがあったように、作業する人には全員ほぼ強制的に塩分もある程度摂取してもらい、体調を維持します。

12段まで積んで、昼食タイムです。

食事は当然ラーメン。
体調不良の人は「食欲ない」と言ってましたが、問答無用で食べてもらい、涼しいところで体を癒してもらいました。

おかげで、午後からは再度作業に参加してもらうことができました。

13段からは長ーい1本ものです。
重いし、長いし、高所なのでログ組班に受け渡し辛いし、みなさんは魔物と呼んでました。

8m級で115mm厚、しかもログ中央はノッチ部分なので、運ぶ時は3人いないと危ない。

ちなみに、現場に廃材で92mmの4mがあり、ログ材の115mmと約4mものを比較しても重さは全く異なります。
もちろんログ材は生きているので、廃材とはそもそも比較は難しいですが。

まだ仮床を置いてないので、ログを組むときは180cmの脚立を3脚並べて3人で受け止めます。

このタイミングで北からの雷雲が近づいて来たため、13段目の一本を問題なく入れたところで、普段より早いですが作業終了。

急いでログ材にブルーシートを被せました。




みなさんやり残している感はすごくあるのですが、天候には逆らえません。

明日も作業の予定でしたが、どうやら雨80%のため中止することに。

ここまでくると、だいぶ家の全体像がはっきりしてきました。
が、まだまだ終わらないなあ。

 

ログ組み 5日目


9月5日、今日は友人2人と私での作業となります。

朝から曇り空、そして午後から雨予定。

すぐに組み始めたいところですが、連日の雨続きで基礎内にだいぶ雨水が溜まっています。




作業しやすいように排水から開始しました。

本来は仮電源を使ってポンプで排水するのでしょうが、仮電源を飛ばして本申請の予定なので、まだ電源は来ていません。

排水ポンプはあるけど電源がないので、ホースを3本買って昔ながらのやり方で排水します。




小学時代に理科の実験でした「ホース内に水を満たして空気を抜いて水を送り出す」やり方です。

学校では確か水槽か何かで実験をした記憶がありますが、それの原理を利用して基礎内の水を抜こうという考えです。

途中ホース内に空気が入ると排水が止まるので、その点を注意して実施。

ホースの太さにより全てを出し切ることは難しいので、普通に歩ける程度まで排水できれば良しとします。

基礎内の水は相当溜まっていますが、3本のホースなので、約3時間で長靴の底くらいまで排水完了。




排水と同時に北側のログ組みを実施。

だいたい12段くらいまで積んだところで、「あと1段積めば1本の長物だ」と友人と言い合っていました。

実は、友人は前回手伝ってくれたときから気づいていたらしいのですが、9段目当たりのログとログの間が少し浮いている・・・・




水平器で測ると一応平行なのになぜ・・・・
もしかしたらダボがうまく入っていないせいか・・・・

ちょっと考えて、最終的にもう一度ログを外して確認することにしました。

12段、11段を外しに行きましたが、1段外すだけで2時間程かかってしまいました。

なぜなら組んだログはガッチリはまっていて、バールやテコの原理を利用して外すにも時間がかかるのです。

かなり心が折れて、お休みの日で大変申し訳なかったのですがここはNさんの助言をもらいたく電話してしまいました。

「凸凹箇所が浮いていても、かみ合うことであれば自然とかみ合うのでは。
気になるようであれば最終的にコーキングなど、、、、とにかく早く組むこと。」

この言葉に救われて、外したログを再度積んでいきました。




出戻りのため5時間近く無駄に費やしましたが、本降りとなり始めた夕方で作業を終了。

結局、ログ組は全く進まないまま1日が終わってしまいました。
もっと早く電話するべきだったと心から後悔。

明日は雨が激しく降りそうなので、さすがに作業は出来なさそうです。




ここしばらく雨が降り続く予定なので、次回はいつになるのか・・・
カビが心配。

 

ログ組み 6日目


9月12日、予報では一日中雨となっていましたが、コロコロ天気が変わるため、この時期は現地に行ってみないと分かりません。

途中でホームセンターに寄り、コンパネを購入し、発電機をレンタルします。(ホームセンターでトラックも借ります)




大きいホームセンターでは発電機もレンタルできるんですね。
一泊3千円。2泊借ります。




コンパネは仮床用です。
一枚1,400円。防水性のあるオレンジのコンパネ30枚。

建築地に着いた時は曇りで雨は降っていなかったので、急いで発電機とコンパネを降ろしました。
トラックも返却して、いよいよ作業開始。

部材周辺を見たら、、、部材養生のためのブルーシートは通気性をよくするために作業するときは外し、帰る間際に再度覆って養生するのですが、大きい部材にシートをかけ忘れていたようです。

一人が水抜き作業を担当し、私がテラス側の土台敷き作業に入ろうとした瞬間、恐れていた雨が到来。

土台だけでも座掘りたいので、せめて一時間待ってくれー。
と願いは届かず、土砂降りとなったため一時中断。

昼食を取った後しばらく待機していましたが、雨雲レーダを見ると大きい雲が滞留しているため、 安全をとって作業中止にしました。

多少の雨なら作業しますが、雨水が溜まるくらい降る場合はリスクと効率を考えて中止としています。

養生し忘れていた部材もしっかりシートをかけて、本日の作業は終了。




7月は毎日雨、8月は毎日猛暑、9月は雨が降る方が多く、天候にかなり左右されて作業が思うように進まずにいます。

私の友人らは「早くログに塗装をしたい」と会うたびに言います。
飽きずに手伝って頂き、友人に感謝。


ログ組み 7日目


9月13日、作業体制は友人2人と私の3人です。

前日の予報では今日も終日雨。
でも案の定、曇りで雨は降ってません。
しかも日差しがないせいか、気温22度、絶好のログ日和です。

昨日ホームセンターでレンタルした発電機をポンプに繋ぎ水抜きです。

どうやら昨日はかなり雨が降ったらしく、基礎内はプール状態。
毎回来るたびに同じ状態です。

しかし今日はポンプで水抜きなので、そんなに時間はかからないと思います。(ポンプは業者さんに借りました)




さて今日の目標は、天候にも左右されますが、水抜き、テラス側の土台作成(座掘り、ドリル抜き)、ログ組15段まで。

昨日の雨のせいでブルーシートに雨が溜まり、排水するのにかなりの力が必要となります。3人仲良く作業開始。

2人はまだ見つかっていないログを探すところから始めました。

私はテラスの土台長さを測って、土台間の接続箇所をL字に欠くために寸法取り。以前キートスのNさんから教わった通りにやっています。

別の作業でも丸のこをガンガン利用したおかげで、テラスの土台敷き作業は40分程で完了。

ただし、土台と土台の接続は通路がふさがってしまうため、それは後日の作業にしました。




基礎コンクリートのアンカー打ちと根太受け金物を土台に取り付ける作業もいったん保留にして、ログ組を優先して作業。

13段目以降は長物になりますので、3人で作業した方が効率的です。

長物はいったん建物の中に入れて、適当に別のログに乗せ、それから人力で持ち上げていきます。

13段目のログを積んで確認すると、ノッチ部分が全くかみ合わない。
ログの長さやレーザーで距離を確認すると、どうやら下段のログが少し内側に入っているようです。人力ではびくともせず、さあて、どうしたものかね。

キートスさん、覚えてますよ、キートスさんがさりげなく言った言葉を。
「入らない時はとにかく、バールやジャッキなどで入れること。」

東京の家にあった廃材を建築地に持ってきているので、早速それに見合う長さの材を適当な長さに切り、車からジャッキアップを持ってきます。

他の方のコメントに書いてあったことも覚えていたのですが、その場面にならないと分らないですよね。

窓やドアがある個所のログ材は1本ものではなく、窓・ドアのところは切ってあるので、2分割以上になっています。
そのためログを組んでいるうちに垂直ではなく、数ミリ程度ずれます。

窓・ドアの上部に1本の長いログを入れる際に、下段壁の傾きにより長物のノッチ部分がずれると考えます。

ジャッキで押すことで下壁が少し外側になったため、長物がスコーンと入りました。

13段目は全てジャッキが必要でしたので時間はかかりましたが、順調です。

昼食をとっている時に山の方から嫌な音が、、、、出たー、雷。
真夏ではないのにものすごい土砂降りです。

ログに養生しないで食事に行ったためログはびしょ濡れで、完全に不意をつかれた感じです。

雷雲なので単に通り雨ですが、作業中断です。

15時くらいに雨が止んで作業再開。
13段は終わったので、14段を積んでいきます。

13段目の長物が入ったおかげで、14段目は非常にスムースに入りました。




側面の14段が終わって正面のログを移動中に、今度は本格的な雨が降ってきました。

急いでログに養生をしてしばらく待機していましたが、雨雲レーダを見ると止むことは絶対ないと判断し、今日の作業は16時で終了。

あと1時間作業ができれば14段が完了したのに、非常に悔やまれます。
でも天候には逆らえないので、大人しく帰宅することにしました。

 

 

ログ組み 8日目
(テラス柱&ロフト根太)


9月19-22日は4連休。

最近の週末は全て那須のログ組みに力を入れていたので、4連休のうち3日間は私も家族サービスのため家族で旅行し、1日をセルフビルドに当てました。

9月22日、気合入れて16段まで積む予定で、朝7時にコメリへ発電機を借りに行きました。

今日の体制は私入れて3人で、前回の続き14段目の途中から。
ログ間断熱材は前回ある程度貼ったので、待ち時間なく作業に取り掛かれます。

ログ組みは2人で実施。

私は柱を設置するため、テラス基礎に仮止めしていた土台をアンカーボルトで固定します。

柱のジャッキボルトはフィンランドの面図では柱の上にあるのですが、日本語の施工説明では柱下になっています。

上にあると将来ボルトが締めづらいので、ジャッキは柱下にしました。(事前にキートスさんに相談済み)

柱の上部には、柱に乗っかるログと固定するためのダボ穴を開けます。

ダボ用の穴は直径33mm。ビットがないので、近くのコメリで買いました。

ただ、ビットの径が10mmなので、変換アダプタを使ってインパクトドライバで穴を試みますが、柱になかなか穴が開かないどころか、アダプタが空回りして先に進みません。
本当はSDS用のビットがあれば良いのですが、なかったので仕方ないです。

ここで問題発生。
ジャッキを土台に止めるプレートと柱につけるプレートの穴はそれぞれ4か所で、柱は1階が4本、2階が1本。ネジが40個必要ですが、柱3本分の24個しかありません。どこ探してもない。。。
柱と上部ログを連結させるダボ穴用のビットもない。

作業を止めると進まなくなるので、同じようなネジをコメリで買い、ダボ穴もその店で売っているSDSビットで28mmとそれに合うダボを購入。
近くにホームセンターがあると便利ですね。

その後、土台に柱を乗せるプレートと柱につけるプレートのネジ留め完了。
ダボ用穴も完了しました。




今日はせっせと作業を進めます。
8時から作業して、昼頃には14段あったログも16段目に入りました。

昼食は毎回ほぼ同じ店なので、休みの日だけといえどお店の人も覚えていてくれます。
「いつものやつお願い!」で全員分の注文が伝わります。
コロナのせいで店員がいなく、いつも同じ人が接客だから覚えてくれているのですね。

休憩後の作業は3人で実施。

まずは、真ん中2本の柱同士を固定するためログを組みます。

柱は仮押さえする時間を省いたので、2人が柱を抑えて、私が脚立に上ってログ組。
安定は全くないのでここは慎重に。ログ自体は短いので助かります。

真ん中2本の柱のログを組んだら、一人は家の内側からテラス側にログを受け渡します。




ここで、柱がかなり下にいっているのでジャッキ用のボルトを回したいのですが、これもわざわざコメリに行って購入。




事前に必要アイテムだと認識していれば買っているのですが、必要になる度に買いに行っているので効率悪いですね。

2本分作業したら、今度は正面の向かって左側の柱を固定。
同じような要領でとりあえず3本の柱の固定は終わり。

この柱の設置に相当時間を要してしまい、けっこうヘトヘトです。




借りた発電機を返しに行くにも道がものすごい渋滞しているので、作業はここまでにしました。




おそらく今までで一番進んだ感があって、一番きつかった日だと思います。


ログ組み 9日目


9月27日、 急遽、足場屋さんの調整ができたので立ち会いです。

友人らは「作業できるんならやろうぜ」と言ってくれて、一緒に那須に向かいました。

実は昨日(26日)も那須に入りましたがあいにくの雨、しかも雨雲が停滞しているので、安全を優先して作業は諦めました。
台風の影響で養生シートが飛ばされてログ材がびしょ濡れで、ゴミも散乱していたので、ゴミ拾いと養生だけやりました。

27日の天気予報は前夜の時点で降水確率70%、でも現地では雨が降っておらずラッキー。

さて、今日の体制は前回同様、友人ら2人と私で3人。
学生の時からの付き合いなので、 3人作業ではかなり息が合います。
しかも一人は運送会社出身なので頼もしい。

ログ組みの効率は、ちゃんと指示出して、声を掛け合って、無駄な待ちを作らないこと。前回のログ組みですごく実感しました。




現地では、電気屋さんがポールのボックス内で作業をしていました。

私は急遽電気屋さんと打ち合わせになり、友人2人で柱立てと16段目を取り掛かりました。

私は柱を押さえる係になりながら電気屋さんと会話。

16段の縦ラインは家の北東側4本を30分足らずで仕上げ、柱と柱の横引き、家とテラスの縦ラインを1時間30分くらいかけて嵌め込みました。

そのタイミングで足場屋さんが登場。
足場屋さんは手際良く作業に取り掛かります。

足場屋さん探しは、地元に融通のきく業者さんがなくて苦労しましたが、隣の福島で大手足場屋出身で独立したばかりの人を紹介してもらい、格安で足場を設置してもらいました。




足場屋さんが作業している間、我々は作業ができない、、、

足場屋さんの邪魔にならないように作業予定を変更し、一階土台材に根太受け金物の取り付けをすることにしました。

東側を基準として寸法を測り、友人2人で取り付け。
取り付け作業は初めてなので、しばらくは慎重に金物がずれないように打ち込んでました。

ここで図面から少し変更です。
図面上では玄関床は室内床より少し低いのですが、将来性考えて玄関も均一の高さにします。従って玄関側も室内と同じように取り付け金物を付けます。

昼食が終わって戻っても足場屋さんの作業は続き、我々も金物の取り付けをひたすらやっていきます。

本当はログ組みを優先したいのですが仕方がありません。

足場屋さんの作業が終わって、改めて高さをみると高い。
早速階段を登ってみましたが、怖いね。




さて、あと1時間くらいしか作業できないので、急いでログを運んで組み立てです。

足場を使って引き込みましたが、断然楽ね。
もっと早い段階で足場設置を頼めば良かったです。

北側の2階根太を同時に6本はめるので、相当力が必要でなかなかうまくいきません。時間をかけてようやく完了。




もうヘトヘトなので、次回に繋がるようにログ材を少し運んで終了にしました。(ログ組みは実質3時間ほど)


ログのクリーニング


10月3日、本当はログ組みを優先したいのですが、ログのカビと汚れをどう落とせるか確認のため、そしてかなり寝不足なので明日に力を蓄えるため、今日はゆるーい作業です。


カビ取り


まずはカビ取り。(写真はゴム手袋を外せないのでなしです)

エタノールの80%以上で、ほんの少し洗剤を混ぜて試しました。

原液をカビ箇所に当てて2分くらい待ちましたが、薄いカビは更に少し薄くなります。何度か同じ箇所に試しましたが、完全には色が消えません。

続いてキートスさんおすすめの「カビスケ」。
原液に水を加えて5倍に薄めて使用しました。

結果としては優秀。少しのカビなら一発で取れます。
カビが深い箇所は、乾いてから再度繰り返していけばかなり薄くなります。

水拭きは必須です。

これを友人にハケでどんどん塗ってもらいましたが、液が垂れた箇所が少し跡になってしまいました。

まあ、カビスケは使えるということだけは実証できました。


ログの汚れ落とし


続いて、土などで黒くなった汚れ落とし。

土の成分は分解が難しく、靴下についた土汚れも洗濯ではなかなか落ちないですよね。

しかし靴下と木材は違うので、試しに洗濯用石鹸を泡立てして軽く雑巾掛け。汚い箇所は何度も擦ります。

結果としては、かなり落ちます。

ポイントは、水を多く軽く何度も擦ること。水は多めに。

手洗いでは1日では終わらないため、屋根がかかったら本格的に車洗浄用の回転スポンジで洗おうかと思います。

まとめると、カビ取りはカビスケ、汚れは洗濯用石鹸が一番効果的でした。

ただし、人力でやるとかなり大変なのは間違いないです。
でも新築なら綺麗な方が良いですからね。

 

ログ組み 10日目
(ロフトログ積み増し部)


10月4日、曇り空で、気温は18度。突然秋がやってきた感じです。




今日は残りのログ組み(16段の途中から)で、作業体制は4人。

足場が組まれているので、ログ材運びがだいぶ楽になります。

朝から開始して、16段の残りはあっさり完了。
複数の根太を入れなければならないので、力はかなり消費します。




早めの昼食を取りますが、腕が疲れすぎて箸をまともに持てません。
じっくり休憩して、午後から17段、18段を組んでいきます。




18段途中でハプニング。ログ同士を繋ぐプレートがありません。

基礎内部、ゴミ箱、道具箱、2時間くらいかけて土地の全てを探しましたが見つかりません。どうやら全て使い終わってしまったようです。
もしかして積み増し部分の部材忘れ?

できるところは進めて、18段途中で今日の作業は終了です。




※不足分のプレートは後日キートスさんが送ってくれました。

(必要な時に見つからなかったプレートですが、ログ組み完了後に現場から出てきましたので、キートスさんに返却しました。)


ログ組み 11日目
(ログ組み完了)


10月11日、土曜日は台風のせいで大雨となったので、日曜日のみ作業です。

気温は13度、曇り空ですが雨は降ってません。

前回、金物不足でできなかった17段目の接続金物から開始です。
今までの実績から、今日の昼で20段目完了予定。

作業体制は私入れて5人。
人数的には十分なので、「ログ材を運ぶ組」と「カケヤで叩く役」に分かれて作業をします。

声を掛け合わなくても、もう皆さん次何やるか分かってます。




気温13度と言えども動くとかなり汗をかくので、一時間に一回は休憩します。

あっさり昼前に20段は完了。ログ組みが完了し、皆さん大喜び。




私たち、体育会系では全然ないですよ、ただのサラリーマン。

ようやくここまで終わりました。




晴れ始めたので山を見ると、薄ら紅葉の始まりを感じました。

次の作業のために、午後からは工程の説明と妻壁パネル作成方法の話し合い。

妻壁パネルの作成場所は4m×4mを2箇所必要とか、棟木を上げて垂木をかけるための高さや必要になる道具の確認をしました。

また、2階仮床に鉄管を組んで3mくらいの台を作る方が安全かなども検討しました。




余談ですが、テラスの柱は基本仕様では「角柱」ですが、オプションで「丸柱」に変更しました。




やはり威圧感あります。
丸柱にして正解でした。


セルフビルドで得たもの


ここまで作業をしてきて、得た収穫は何だろう?

「家を作るって、どんなに贅沢なのか」は当然感じるところ。

そして「友人と昔みたいに集まって共同作業ができる喜び」

みんな現役のサラリーマン。

疲れもコロナ影響もある中で、朝早く起きて懲りずに手伝ってくれる友人に感謝するとともに、滅多に会わないからなおさら友人愛を感じています。

 

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キートス・ログハウス 〒950-2022 新潟市西区小針2-17-1 TEL 025-233-5005


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