8.夢のログ組み


ログハウスの施工開始


本ログの施工が始まりました。

「初めまして!ログハウス施工、よろしくお願いいたします!」
「こちらこそよろしくお願いいたします。」

大工さん達とは初顔合わせです。
工務店の社長さんと大工さん2名で施工されるようです。

昨日から作業が始まっていますが、「材料が重い」「基礎が高くて大変」という話をされていたので少し不安になりましたが、そこはベテランさん達、仕事さえ始めてしまえば安心してお任せ出来そうです。




今週中に土台敷きを完了させて仮床を付けたあと、来週からログ積みを開始するそうです。

施工監理をされる設計士さんの配慮で、来週は私達もログ積みのお手伝いをします。

夢であった「セルフビルド」を少しでも出来るという事で、今から楽しみで仕方ありません。




梱包が開けられたログ材を見ましたが、1本1本精密な機械加工が施されていて、関心するばかりでした。


夢のログ組み


翌週、いよいよログ組みです。

いつものように前夜入りし、朝は寝起きとともに作業着に着替えてやる気満々です!

工務店さんによる作業で、前日までにシルログまで終っていました。

仮床の上に必要なログ材が積まれており、わざわざ束の中から材料を探す必要もなさそうです。




朝8時過ぎ、工務店さんがいらっしゃいました。

「おはようございます!今日はよろしくお願いいたします!」

社長さんから今までの作業報告をお聞きした後、早速、マニュアル図面の順番に従ってログを積み始めました。

「先ず、B○−○番・・これだ!」

4m程の長さのあるログ材でしたが、持ち上げると「ACHE!」

実は最近ダイエット目的でジムに通い始め、先日ジムに行って来たばかりで筋肉痛が半端なく・・・

長いログ材は筋肉痛の体には堪えるような重さでしたが、夢にまで見たログ積みですから、痛いだなんて口が裂けても言えません。

どれだけ力が発揮出来るのか少し不安ですが、頑張ります。




ログを積む際、断熱テープをログに貼りますが、この作業は妻が担当しました。




ログを積んだらカケヤでダボを打ち込み、下段ログと固定します。
このダボ打ち込みは、私の担当です。




因みにこのカケヤは、フィンランドから「おまけ」としてログキットに入っていたもので、ヘッド部分がログ材で出来てました。

これが実に使いやすく、重さ的にも丁度良い感じ〜

このカケヤが3本入っていたので、工務店さんに承諾を頂いて1本記念に頂く事にしましたが、自分で使ったカケヤとなれば更に価値は高い!?

そんなこんなで夢中になっていると、アッという間に12時になり昼休みです。

一旦私達はミニログに戻り昼食を摂るのですが・・

「バッコン!」
カケヤでログを叩く音で目が覚めまし、時計を見れば13時・・
どうやら昼食後に横になって休んでいるうちにウトウトしてしまったようです。

「いやいや〜こんな午前中の作業だけで疲れちゃうなんて情けない。
本当だったら全てセルフビルドでやる筈だったけど、もし自分だけでやってたらここまでだって何日かかっていたんだろう?やっぱり職人さんは凄いな〜」

そんな事を思いながら眠い目を擦りつつ、午後の作業に入りました。




ログに貼っている青テープは、配線用穴位置のマークです。
(ダボ穴と間違わないように印を付けて気を付けます)




午後には筋肉痛もなくなり、この日に積み上げたログは7〜8段。




目に見えて形が変化するので、本当に楽しい作業です!




道路から見ると何やら急に建物が出現して、ご近所の方も興味津々のようでした。

その後も工務店さんによるログ組みが続いています。
数日後の現場では・・・




「窓の形がハッキリしてるぞ」
「さすがプロの職人さんだね!」
「最初は"判らない〜判らない〜"の連発だったけど、慣れれば早い!」




ダボ穴や電気配線用の穴にはきちんと養生テープが貼ってあり、雨対策もしっかりされていました。




私達はこの日、銀行との打合せなどがあったため、残念ながらログ積みのお手伝いはできませんでした。


ログ組み完了


11月半ば、ログ積みは全て終わっていました。




ロフトの床になる部分(根太)が天井のように見え、前回とは見違えるほどログハウスらしくなっています。




「凄い! 大工さん達、メッチャ頑張ってくれたね〜」
「急に部屋らしくなったね〜」




柱はまだ仮のものでしたが、ログ積みが終わり、上棟の準備も万全でした。




上棟さえ終われば、屋根・内装・在来部分は大工さんのお得意な部分ですので、作業の方も益々急ピッチに進むのではないかと期待しています。


ログ組みをして・・・


実際に現場でログ積みをしている時、
「これがキートスさんのブログで拝見したログ組み!楽しい〜」
という気持ちしか、正直、御座いませんでした。

次々とログハウスらしくなっていくので、手を休めるのも惜しく、写真を撮るのも忘れて、つい夢中になってしまいました。

大工さん達からも
「随分と力があるみたいだけど、何かやってるの?」
と言われてしまうほどでした〜(ただ体が大きいだけです!)

それほど楽しく、夢にまで見たログ積みでしたが、夢中になり過ぎて筋肉を使い過ぎたようで、腕力がなくなってしまい、夕食の時には箸が上手く握れなくなっておりました〜(笑)

でもこのログ積みだけは、機会があればまた是非やってみたい作業です!


現場で一緒に頑張って作業した妻は・・・

「コンテナから出て来たログ材の多さにビックリしていたのに加えて、仮床に積まれたログ材を見て更に圧倒されました。

でもこの一つ一つを積んでいくワクワク感に武者震い・・・

『これがログ材なのね〜、思っていたより厚いね。どれどれちょっと持ってみようかな』

『・・・・・・重い (;'∀') 』

小さいログ材にもしっかりとした重さを感じ、作業的には戦力にはなれないと自覚しました。

でも、このログ材が積み上がったログハウスのどっしりとした存在感を想像してしまいました。

私の作業にピッタリだったのは、ログ材とログ材の間の黒い防水テープ貼り。
タボ穴や電気コード用の穴を避けながら貼って行くのは楽しかったです。

全体から見たら点にもならない程の作業ですが、チョットでも関われたことで更に愛着が湧いたことは言うまでもありません。」





ログ積みは楽しかった上、各部屋の広さも体感する事が出来ました。

作業に参加させてくださった工務店さんや設計士さんに本当に感謝です!

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