10.いよいよ棟上げ


棟上1日目(妻壁パネル)


2022年 11月末、いよいよ棟上げです。

この日、天気は「晴天!」

朝一番に、工務店さん達がロフトに仮床を付けてから作業に入られました。

今日はこの上で妻壁を組んで棟木を上げるまでを行うとの事で、初めてお会いする職人さん2人も加わっています。

「今日はよろしくお願いいたします!」

初めての職人さんも笑顔で挨拶して下さいました。
特に年配の方の職人さんはとても親し気で、好印象な方でした。

午後からクレーン車が来て、夕方から棟木などを上げるとのこと。

作業の邪魔にならないように私達は買い物に出かけ、午後3時過ぎに戻って来ました。

お借りしている隣地には、すでにクレーンが待機しています。

「もう少しですね!」
「いや〜、今、パネルを組んでいるところですよ。」

見ればクレーンの操縦士さんも加わって、壁板パネル貼り付け真っ最中。

結局、壁板パネルは妻壁1枚しか貼れず、もう1枚は枠のみで立てて後日壁板パネルを貼ることになりました。

辺りが暗くなり始めた頃、漸くクレーンを使って妻壁を立てる工程に入りました。




パネルを吊り上げています。




作業開始から30分ほどで妻壁1枚が立ち上がりましたが、その大きさに大感動です!

と・・・ここで今日の作業は終了。

暗くなって作業出来ないとの事で、この続きは翌日行う事になりました。

でも、明日は朝から雨予報・・・


棟上2日目(棟木)


予報通り、天気は朝から「雨〜」

私達が何か初めての事を行おうとする日は、いつも雨なんです。

・初めて建築地の契約で不動産屋を訪れた日
・初めて建築地の草刈りをした日
・初めてミニログ作りをした日
・初めて地域の銀行を訪ねた日
・初めて銀行融資が確定した日
・初めてログ材が到着した日
・初めて妻とデートした日(余計な事を・・・と妻の声が聞こえて来そう?)

「雨降って地固まる」と言えば響きは良いですが「今回もまた雨だわさ〜」って少々呆れてしまいました。

そんな中で、本当の意味での「棟上げ」が再開されました。




もう1枚の妻壁(枠のみ)も立ち上がりました。




次は棟木を上げますが、このログハウスは棟木が3本あります。




雨が本格的に降る中、順に2本目の棟木まであがりました。




そして、3本目も終了!

棟上げ作業は2時間程で完了しました。

因みに、前日から来ている年配の職人さんは山歩きが趣味らしく、山で採った「天然ゆず」を私達に持って来て下さいました。

仕事はテキパキ!おしゃべりすればとても温厚な話し方で、それでいてお話が面白く・・・

ログハウスをきっかけに色々な方達と巡り合え、本当に幸せだと感じました。

 

上棟式の準備


棟上げ時には細やかながら「上棟式」も行いたいと思い、妻が前もって準備を進めてくれました。

上棟式は、
【家屋の守護神と大工の神を祀って、棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに、最後まで工事の安全を祈る儀式。
神恩に感謝すると同時に、施主は建築現場の関係者に料理やお酒をふるまったり、手土産やご祝儀を渡したりするなどして、労いの気持ちを表す】
ということらしいです。

「なるほど、私が子供の頃によく近所でやっていた建前の事だな」

しかし最近はそんな建前はほとんど見る事なく・・
上棟式も形だけ(簡易的)にやるお宅が増えているようです。

という事で、私達の上棟式も「簡易的」に。

因みに妻が準備してくれたのは、
「弊串」・・細やかというには、なかなか豪華?
「手土産品」・・現場でお酒を振る舞う訳には参りませんので、ビールやおつまみセットなどを手土産品にさせて頂きました。
「ご祝儀」・・上の方は○○円、職人さんは△△円、当日飛び入りのお手伝い職人さんは□□円などとご祝儀袋に付箋を貼って当日に各々区別が付くように。(間違ったら大変!)

また当日現場で職人さんたちへ振る舞う「コーヒーやお茶などの飲み物」や「お茶菓子」も準備しました。


棟上作業に二日間来て下さったクレーンの操縦士さんとお手伝いの職人さんは翌日の上棟式には来られないという事で、上棟式の手土産品として準備していたものをお渡しして、お礼を申し上げました。


棟上3日目(上棟式)


上棟式の日、
前日とは打って変わって快晴!(雨降って地固まる?)

開始時間に合わせて、私達のログハウスには欠かせない工事関係の方達が集まって下さいました。

「本日はおめでとうございます!」

思いもしませんでしたが、皆さん「上棟祝い」まで持って来て下さいました。

本当は私達から工事関係者の皆様へ感謝の意を示す日なのに、目から雨が降り出しそうです。

設計士さんの合図で上棟式が始まりました。

先ずは、大工さんが弊串を棟木のテッペンに取り付けます。




弊串はこのあと屋根裏で我が家の守り神になります。




お神酒とお米は撒かずに、四隅に置きました。




ログハウスがお酒臭くなってしまうので瓶のまま。
(どうせ住めばすぐにお酒臭くなりますが・・)

そんなこんなでアッという間に上棟式は終わりました。

皆さんが帰られたあと、妻と二人でロフトに登ってみました。




妻壁の目に前に立つと、その高さに驚かされました。




「漸くログハウス全体像が判るようになったね!」

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