9.棟上〜屋根垂木


事前準備


家族や友人の協力でログ積みも完了し、次はいよいよ棟上ですが、その前にいくつか準備作業を行いました。

[ 通しボルトの設置 ]

最長の1本(棟木の下に収まる)は棟上時にクレーンを使うことにし、その他のボルトを設置。

1本通しボルトが足りなかったのでキートスに相談すると、翌日わざわざ出張して代替品のボルトを通してくれました。

[ 足場の設置、クレーンの手配 ]

若い設計士のHさんにお願いし、業者手配をお願いしました。




 


[ ログハウス周りの草刈 ]

雪が降った場合に備え、残りの部材(内装材)をなるべくログハウス近くに置くためのスペース確保。




当然、右腕奥さんの出番。
慣れた手つきで草払い機を操作し、草刈完了です。


棟上前夜


10月3連休の前日(金曜日)、夜中に現場小屋到着しました。

明日の棟上に備え、手順を頭の中で シミュレーションしていると、
「とにかく、まずは前祝にビール、ビール!!」と右腕奥さんと3男。

(この様子だと明日の棟上では、こいつら戦力外だな・・・との予感)


当日になってしまった準備


10月8日は良い天気で、絶好の棟上日和!

[ 棟木の墨付け ]

妻壁に納まる位置と垂木の乗る部分に、事前に墨付けしました。
垂木の設置時に効果的!




案の定一人だと、棟木は立てたり寝かせたりするだけで一仕事 (汗)


[ 棟木筋かいの準備 ]

ログ梱包の下に敷いてあった木枠をバラして、筋交いとして準備。


[ 棟木受け部分の補修 ]

棟木がなるべく平らに設置できるよう、妻壁最上段のノッチの段差(2-3mm位)をノコギリで補正。

(鋸の歯、新しいのに代えておいて良かった!)

以上の準備が終了したのは、クレーン(4.5t)が到着する5分くらい前でした。(冷汗)




設計士のHさんから依頼のあった「荷物を手繰り寄せるフック付き棒」を作っておこうと思いましたが、ここまでは手が回らず! 

この棒がなかったことから、この後の作業で大変苦労しました。


棟上


若い設計士Hさんにご協力頂き、いよいよ棟木の設置。

クレーンで 最長の通しボルトを吊り上げて通したが、最後の50cmくらいが収まらない!!

「しまった! ダボを打ってしまったか?ログの向きを間違えたか?」と思い、 目の前真っ暗。

Hさんから「カケヤで叩いてみましょう!」との提案があり、叩いてみると少しずつ入っていき、結果的にはボルトの先端が通し穴の内側に引っかかっていただけのようでした。

この頃から右腕奥さんはカメラマンとして、3男は棟木の固定、荷物移動で 本格稼動開始!




棟木を上げるとき、クレーンの運転手さんに「もっと棟木の頭をこちらに回してください!」とお願いすると、「クレーンでは回転はさせられません!受け取るほうで何とかしてください」との返答に妙に納得しました。



棟木がほぼ墨付け通りに妻壁に納まって、ひと安心です。


 

筋交いも施しました。





荷物の移動


棟上後、クレーンがいる間に残りの荷物をログハウスの周辺に移動しました。






午前中2時間半でクレーン作業は終了。




素人相手に、クレーンの運転手さんにはご苦労おかけしました。


祝宴


夜は、またまたジンギスカン鍋で棟上の祝宴となりました。




娘からの「棟上がった?」の質問に、
「棟上がっちゃいました!」
と棟上の喜びで(酔っぱらって?)日本語がおかしくなっています。


垂木


棟木も無事設置完了したので、垂木の設置です。




195mmの垂木、結構重い!




前もって棟木と梁に垂木設置位置の墨付けをしておいたのと、垂木の先端が 棟木に合わせてカットされているので、作業はスムーズに進みました。




 

三男と二人作業で約2日で完了。




作業中、棟木の上からは紅葉の始まった磐梯山と、遠く眼下には猪苗代湖の輝く湖面が望め、絶景です。




そして、垂木が付くと一気にログハウスらしくなります!!





−追記−


後日、キートスのTさんが立ち寄ってくれた際に確認いただくと、「妻壁を挟み込む部分の垂木の設置がずれており、妻壁と垂木の間に隙間が開きすぎている」とのことで、この部分の垂木を付け直しました。




それでも隙間が開いていたので、Tさんのアドバイスで、垂木に野地板を張り終わるまでの期間限定で垂木を妻壁に打ち付けて、隙間をなくしました。

セトリングを考えると本当はやってはいけないので、野地板を張り終わったら、ビス抜きを忘れずに!(自分の備忘)

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