10.屋根下地 (面戸板・電気仮配線・ルーフィング)
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右腕奥さん緊急入院!
10月の三連休は天候に恵まれ、棟上・垂木設置まで行って千葉に帰りましたが、翌日から右腕奥さんが全身湿疹で高熱となり、緊急入院することとなりました。
原因は1週間ほど服用していたピロリ菌の除菌抗生剤の薬アレルギーのようです。
セルフビルドでは「右腕」の奥さんですが、我が家ではれっきとした「大黒柱」なので、残された(?) 私と子供たちで家事に専念する2週間となりました。
(セルフビルドより手が荒れた!)
そういえば、セルフビルドを開始してからは自宅の手入れはまったく手付かずだったことに気が付き、「少し早い大掃除と思えば良いか!?」と 一人納得して、
障子と襖の張替え、庭の草刈り、ゴーヤカーテンの取り外し、柿とザクロの実の収穫、ザクロ酒作りなどを行いました。
奥さんも無事退院してセルフビルドの再開となりましたが、「右腕」としての復帰はしばらく様子見です。
セルフビルドといっても、家族、友人たちの協力なくしては進まないことを 強く感じてきたこの頃です。
これから深まる秋、そして本格的な積雪となるまでに 屋根工事を完了させたいのですが、まだ面戸板設置→野地板→ルーフィング→鉄板張り、、、と一人ではなかなか難しく、時間のかかる作業が残っています。
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苦労した面戸板
10月も下旬となり、面戸板の取付けを始めました。
面戸板の取付けは 苦労しました。
垂木と垂木の間隔が微妙に異なるので、その都度 面戸板・面戸受け板の幅を 現物合わせして取り付けます。
一人作業のため、数ヶ所で飽きてしまう始末。
そこで、キートスから「1時間でも早く取り付けしたほうが良い」と言われていたTボードの取付けや次に使う部材の整理などで気を紛らせながら進めました。
翌週は三男が参加してくれたので、面戸板の切出し班と取付け班に分かれて作業し、計1.5日で面戸板設置が完了しました。
面戸板まわりではキートスTさんからアドバイス頂き、以下の対策を取る予定です。
面戸板と受け板の間に隙間が若干あること、垂木上部にベンチレーションの隙間が必要などから屋根内部へのカメムシ(今年は当たり年?大発生)や蜂(足長、スズメ、日本ミツバチ等多種)などの侵入を防ぐために、網戸用の網を適当なサイズに切って面戸板の内側に張る予定です。
仮設トイレにも
こんなにカメムシが・・・
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紅葉シーズン突入
周囲の木々がきれいに色づいてきました。
昨年は11月中旬に磐梯山が初冠雪し、12月中旬にはこのあたりも根雪になっていましたので、屋根作業は長くてもあと一ヶ月の猶予です。
どんぐりが小屋の屋根に当たってカラーンコローンと、メルヘンチックだなーと思っていましたが、今年はその落下量が半端なく凶器と化しています。
三男はくちびるにどんぐりの直撃を受けて、くちびるを腫らしていました。
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電気仮配線(トラブル解決)
野地板が張る前に、ロフト屋根裏への電気仮配線(電気穴は3ヶ所)をしておく必要があります。
しかし、北側の妻壁のログ積み時に電気穴の1つにボルト(長さ20cmで、妻壁ログのスプリング釘打ちでポンチ代わりに使っていたもの)を落としてしまい、その引き上げをどうするか気になっていました。
キートスからは「雪が積もる前に屋根工事を急いだほうが良いですよ。最悪1ヶ所の電気穴を犠牲にしても大丈夫ですから」とのアドバイスはいただいておりました。
でも、会社の先輩Aさんのアイデアで ・・・
電気配線で使うガイド線の先に強力磁石(壊れたPCのハードディスクに使っているもの)をつけて試したところ、なんと一発で釣り上げ成功!
ボルト釣り名人Aさんのおかげで、無事電気穴に電線を通すことができました。
めでたし!
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フィンランド野地板
11月となり磐梯山もすっかり紅葉し、初冠雪もすぐでしょう。
初旬に4連休が取れたので、会社の先輩Aさんと設計士Hさんの協力を得て 野地板張りを開始しました。
メンテナンス性から、野地板すべてを フィンランド野地板(厚さ20oの無垢板)にしました。
当初コーススレッドでネジ止めしていこうかと思いましたが、その数ざっと計算しても 3,300本!
キートスに相談すると、【力技その3】ということでネイルガンを貸していただけることになりました。
武器のようなネイルガンの威力で快調に野地板張りは進み、2週のほぼ5日(10人日)で野地板張りが完了しました。
端部分は施工後にきれいに切りそろえました。
棟換気に必要な棟部分での野地板の隙間(約3cm位)もいい具合です・・・
単なる偶然ですが。
屋根仕上げ材は、見た目の美しさからフィンランドカラー鉄板をログキットと一緒に取り寄せました。
無事野地板張りまで完了しましたが、 雪の季節まで時間がないことに変わりはありません(冷汗)
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命綱を使っての作業
秋も深まった11月中旬、 ルーフィング張りに着手。
今回は高校時代からの山仲間Yに無理を言って手伝ってもらい、次男・三男の4人での作業となりました。
ルーフィング張りは命綱に体を預けての作業で、最初は ビビリながら(息子たちは「お母〜さ〜ん、怖いよ〜」を連発)でしたが、慣れてくるとタッカー打ちの音もリズミカルになりました。
タッカーの針を打ちつけるリズムに合わせて、コンコンコ〜ンとカナヅチで釘を打つような音の響き!?
どこかで建築作業中かなと思いきや、音源は向かいのログハウスの棟近くの破風に巣作り中の "アオゲラ" でした。
朝から1日中休みなしでセルフビルドしている姿に、脱帽です。
自分たちが施工したルーフィンングの仕上がり具合に満足しつつ、この週末の作業が終わりました。
写真が趣味の山仲間Yには、私たち親子が作業に目いっぱいで気が付かなかった晴れ渡った秋空やすじ雲、楢の紅葉などを撮ってもらい、感謝です。
周りの景色や大自然のすばらしさを愛でながら余裕のセルフビルドを楽しむ・・・来年の目標にしよう!
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ルーフィング仕上げと天窓
翌週は冷たい雨の中、一人作業で天窓の取り付けと残りのルーフィング張りを完了させました。
どしゃ降りです。
天窓取り付け
棟換気(虫対策ネット)
ルーフィング張り〜天窓取り付け〜棟換気ネット(カメムシネット)まで4日間の工数で完了。(10人日)
次は、いよいよ難関のフィンランド鉄板張りです。
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