11.屋根仕上げと冬支度


屋根仕上の準備


今年は雪が遅い!・・・かも?

もしかしたら、雪の積もる前に自分たちで フィンランド鉄板張りまで出来る!・・・かも?




そうなると、11月下旬のこの週末がラストチャンス!

仕事(+アフター5)が忙しい次男に「今年最後のお願い!」と頭を下げて付き合ってもらうことになりましたが、人手は2人。

キートスのマニュアルには「カラー鉄板張りの作業には最低でも3名以上が必要です」との注意書き。

GP-67用のフィンランド鉄板1枚の大きさは、長さ5350mm×幅1200mmと一人ではとても扱えない大きさですので、マニュアルの注意書きもごもっともです。

そこで、何とか二人で鉄板張りが出来ないか考えてみました。

その結果、以下の2点で何とかなるだろうと楽観して週末に現場に向かいました。


カラー鉄板張りの作業を2人でやる方法 (おすすめ案ではありません)

1.【力技その4】
電動ウィンチ!で釣り上げれば 、一人分の活躍はしてくれるだろう。
(ネットで1万円で購入)


  

2.軒の鼻隠し板に3cm幅の当て木をネジ止めし、その先に鉄板を受ける板を打ち付けて、運び上げた鉄板をこの受け板に仮置きする。

(鼻隠しを傷つけるのでプロは絶対やらないでしょうが、そこは自分の家なので気楽です)

あとは二人で、手製ポンチで下穴を開けた鉄板にビス止めしていく。


当日、積雪が・・・


11月最後の週末、現地に着くと屋根の雨よけのブルーシートはズレ落ち、露わになったルーフィングの上には前夜降った新雪が10cmほど積もっている。

・・・ ガックリ




とりあえず午後から晴れそうなので、屋根の雪降ろしをして、遅い昼食のカップラーメンを 次男と食べながらルーフィングが乾くのを待っていると、、、

なんと、キートスのTさん、登場!!

鉄板張りを二人で試してみる件はメールしてあったのですが、近くに来たので様子を見に来てくれたとのこと。
(Tさんから後光がさして見えました)




鉄板張りは最初の1枚目〜2枚目が重要(左肩下がりにならないよう)とのことで、ご指導いただくことに。

電動ウィンチを使うまでもなく、Tさんは鉄板に取っ手代わりの紐を取り付け、屋根の上からヒョイっと持ち上げ、下穴なしで専用ビスをバンバン打ち込んでいきます。


 

あっという間に2枚完了。


GP-67の場合、カラー鉄板は片側9枚の施工が必要ですが、午後2時過ぎから夕方暗くなるまでに西側8枚完了!

予定より相当多めにご指導いただき、Tさん、本当にありがとうございました。


二人での鉄板作業


翌日、【力技その4】 電動ウィンチ大活躍!
・・・とはいかず、結局人力にて上げた鉄板を上から押えている程度にしか使えませんでした。

(原因はウィンチ設置場所に問題あり、引っ張り力がストレートに伝わらなかったため。)


 

それでも屋根に登ったり降りたりと次男と2人で西側を完成させ、東側4枚目まで 鉄板を張り、雪養生のブルーシートを架けるまでの作業が出来ました。

ここまで出来れば、本格的に雪が降っても大丈夫!!
と思ったのですが・・・


冬支度


12月に入り、西高東低の気圧配置となり、さすがにこの辺も雪や風の強い日が多くなってきました。




会社の出張や諸事情(忘年会)が続き、セルフビルドの現場には2週間行けなかったのですが、中旬に現地に行ってみると・・・




雪養生のブルーシートは無残に剥がれ落ち、施工途中の屋根にはしっかり30cm程氷状態の積雪。

休憩用のタープテントも雪の重みでつぶれていました。




現場は思っていた以上に積雪の影響を受けていましたが、救いはフィンランド鉄板の施工済み部分が雪落ちがよくて積雪なかったことです。




天気予報では、下旬にクリスマス寒波到来とのこと。

昨年のクリスマスにはこの辺りは一晩で1m以上の積雪があり、国道に300台の車が閉じ込められてニュースになりました。

私も寝泊り小屋の内装工事に来ていましたが、急遽、会津若松市内のホテルに避難し、その後2日間カンヅメになった経験があります。

そろそろ、外回りのセルフビルドも潮時のようです。




なんとか最低限の冬支度だけしておくことにし、フィンランド仕様の窓の設置を行いました。




この頃になると「右腕」奥さんも復活し、窓の取り付けとドア部分はコンパネでの仮押さえを手伝ってもらい、なんとか冬支度が間に合いました。




フィンランドの窓は木製の2重窓で、内開きです。




とてもよく出来ていて、なんといってもログハウスによく合い、大変気に入りました。

この冬はお天気次第で、内装など少しずつセルフビルドを続ける予定です。




少し早いクリスマスプレゼントとしてご近所の方から届いた寝泊り小屋前に積み上げられた薪が、冬の作業の心強い味方となってくれそうです。

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