11. 薪ストーブの設置と火入れ  Wood stove


炉台


2015年 4〜6月

鉄工所をやってる幼なじみに作ってもらった炉台は、4.5mm鋼板、高さ900mm、重さ68Kg。

設置位置には石膏ボードを取り付けます。

床下は根太間隔を狭めて、さらに鋼製束を入れているので、薪ストーブ MS-403TX(56Kg)を乗せても重量的には問題無い筈。

鉄工所で10mm穴を4隅に開けて、立ち上がり部分には20mm幅の空気穴、左側はログ壁の出っ張りに合わせて曲げ加工をしてもらいました。

ビス穴を含めて全ての切断面はきれいにナメてありました。感謝!!




径9mmx65mmのコーチングボルト4本で床に留める計画です。

裏面はさび止め塗装仕上げされていますが、表面は自分で塗装することで少しでもお安く。

炉台に錆び止め塗装(クリア色)して、落ち着いてみてみると、これはこれで鋼鉄の色合いが美しい。

窓を全開、回せるだけ全ての換気扇を回しながら耐熱塗料塗り。
Okitsumoの黒。

鉄工所の友人によると「薄めないでそのままがいい」とのことで、養生が出来たところでいきなり塗り始める。

これまで経験したことがない速乾性にびっくり。
塗装は「縦縦横横」っと刷毛を動かすのをキホンとしてこれまでやってきましたが、耐熱塗料は縦に塗ってるあいだにもぉ乾き始めてるんだから、、、、


煙突の設置


2015年 11月

寒くなってきたので、薪ストーブの煙突を取り付けることにしました。

先ずは足場作りから。
久々に登ると「ひぇ〜、おっかねぇ」




それでも 足場を作りきりました。

あとは室内側を組み立てながら、晴天が3日続くのを待ちます。
屋根に穴あけて雨になったら嫌だものね。




晴天が続いた週末、かねて用意の足場に登り、煙突を取り付けます。

穴あけ位置は屋根工事のときにマーキング済みで、屋根材は糊を付けずタッカーで仮止めしていました。
それでもなかなか剥がれない部分もあって、そこはいつもの力業。




煙突の取り付けで1日かかり、翌日はその部分のアスファルトシングル屋根葺き。


火入れ


さあ、記念すべき初l火入れ。

かれこれ一年以上前に取り寄せた薪ストーブ「MS-403TX」が、ついに火入れの日を迎えました。




最初は塗料が焼けるので、臭いし煙が出ますわなぁ・・・
でもだんだん良くなるようです。

このあと臭い抜きのため窓全開です。

それでも寒くない。
良いぞ、蒔ストーブくん!


薪ストーブ一年生の私たちとしては「すっごく良い」ってのが感想なのですが、具体的にどんなところが良いのかをご紹介します。





【 暖か 】


それはもう間違いなく暖かいものです、はい。

信州の親類から「関東で薪ストーブなんて使ったら暑くなりすぎるぞ」って脅されていたのですが、その言葉どおり暖かいものです。
ちょいと燃すと室温30度。ぬくぬくです。

最初の頃は加減がわからず夜中に窓全開!ってこともありましたが、今は 「安心してください」慣れました。




【 調理 】


薪ストーブに鍋をのせておけば、グツグツ煮込み系の料理、豚角煮、筑前煮、煮豆、おでん、ポトフ、、、まず間違いなく美味しく出来上がります。

お酒のお燗も思いのままだし、オキのなかで焼き芋をつくるとホクホクで美味しいものですよ。


【 温水三昧 】


乾燥防止と湯タンポ効果を期待して、鍋、ヤカンを総動員してお湯を沸かしてます。

朝にはそのお湯を洗顔、食器洗いなどに利用しています。

それと知ってます?
熱湯をかけると雑草を枯らすことができるのですよ。


【 薪のこと 】


庭木を剪定したときに切り揃えておくと、3年後には薪として使えます。

ウチには祖父の代からため込んだ薪が豊富にあります。
栗、松、杉、桧、柿、杏子、椿、楓 などがあり、それぞれ燃え方が違う。

でも一番良く燃えるのはフィンランドのログ材、あれはよく乾燥してますね。


【 灰と過ごす 】


夕陽が沈む頃火入れして、寝る前に大きめの薪を入れて空気を絞ると、朝にはすっかり燃えきって灰になる。

ストーブの前に新聞紙を広げて灰を掻き出し、使った新聞紙は丸めて ストーブに入れて焚き付けに。

灰は古い蒸し器に入れておくと蓋がしっかりしていて具合良し。

灰に余熱があるといけないので、充分に冷ましてから畑に撒きます。
この灰のおかげで野菜が良くできることでしょう、きっと。


【 見ていて楽しい 】


ガラス窓から覗いて『次はどんな薪をどこに入れようか?』っと考えるのが楽しい。

ストーブの表面温度、室温、寝るまでの時間、薪の大きさ、樹種と乾燥度、空気孔の開閉、、、




最適な状態になったときの満足感といったら、もうたまりません!

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