6A. 1階床の施工


1階床の断熱材施工


床張りの前に、1階の床断熱工事に入りました。

キートスの「セルフビルダーたちのホームページやブログに床を踏み抜いて落ちた記載が多く見られたので、私は床の断熱材を受けるシージングボードの下にコンパネを全面に張り、誤って踏んでも落ちないように工夫しました。




なにしろ基礎が高く、床下は地下室になっているので、落ちたら大怪我は間違いありません。
(冬に地下室で動けなくなると、一人では凍死の危険がある!冬に応援団は来てくれない!)

この落下防止用コンパネを張ったおかげで、何度か断熱材を踏みましたが転落には至りませんでした。
シージングボードだけで断熱材を受けていたら、5回以上地下室に落ちていたかもしれません。




断熱材は100mm厚のグラスウールを入れました。

外気温が−20℃まで下がる所なので、断熱と隙間埋め(窓・ドア・垂木・床の隙間)には注意を払いました。

断熱材は1階の床と2階の天井・隔壁充填にも同じ物を使いました。






床断熱が終わるともう12月に入り、周りは真っ白になりました。




そろそろ、キャンプ用の小屋では寒くて寝られなくなってきたので、ログハウス1階に仮設の床を張り、キャンプベースを移動しました・・・。

焚き火が出来なくなり、暖房の熱源は石油ストーブに変更しました。
ブルーヒーターです。




夜も点けっぱなしです。

天井の工事がまだなので「換気は抜群にいい」、言い換えれば「隙間風で暖房効率は最低!」


1階床板の施工




床を張る際、手助けが必要なときに応援団をだまして勧誘し、無理やり野尻まで引っ張って行く事もありました。

(スキー場まで10分で行けるぞ〜、しかもパウダースノーだ!
カマクラ作りが簡単だ、何しろ雪山だらけで横に掘るだけだ!
作業は全て小屋の中で、暖かいぞ〜!)

しかしこの頃から、毎週金曜日の夕方に新潟を出発し、現地でひたすら工事をし、日曜日の夜に新潟の自宅に帰る・・・というパターンになり、一人で行くことが普通になってきました。

(手伝いの応援団は来ても1泊でお帰り、しかも子供付き、カミサンはたまにお手伝い参加、娘も来ても寝てるだけ・・・)




クリスマスも 正月も 返上して、ひたすら床工事です・・・





雪深い建築地


雪は段々深くなり、道端に車を着けてから駐車スペースを作り、雪掻きをして小屋に入るのに2時間かかったこともあります。

人手では効率が悪いので、大型のユンボを使っての除雪ですが、道から小屋までの50mはと〜て〜も距離があるように感じました。




その頃はまだ、ユンボの運転テクニックが未熟だった!

その上、道の両端は除雪車が雪山を作っていく・・・
毎朝、毎昼、毎晩!毎深夜も!

運転手さ〜ん、お願〜い、私の家の前に雪山を作らないで〜 !!


工具の準備


床の工事で感じたことは、工具の準備です。

特に、正確に直角又は自由に角度を変えられる「丸鋸切断機」は便利だと思います。

私は 床と壁・天井工事が終わってから応援団の皆様からプレゼントされました。これが最初からあれば、 もっと綺麗に 楽に 作業が出来た・・・と思います。
(私はこれら作業を全部昔ながらの鋸を使って手で切ってました。だから隙間だらけなんだ!)

また、床板の固定は全てコーススレッドを使い、インパクトドライバーで締めていました。

(天井・壁・デッキ全てコーススレッドです、使用場所を考え材質・種類には注意しましょう)
ネジを使うと、失敗してもやり直しが簡単です。

「インパクトドライバー」はトルクが大きい物が使い易く、2台は必要です。(錐開けとネジ締め)

「バール」もよく使いました。
床材に変形したものもあり、隙間を無くすためにバールを梃子として矯正し 固定しました。

道具を増やすと作業が楽にもなりますが、筋肉痛・腱鞘炎は 避けられません。
私もインパクトドライバー中毒性(?)腱鞘炎になり、3ヶ月以上肘の痛みが続きました。
(でも、痛くたって作業は止めないもんね!)

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