33.一階床張り・階段 & 「マイスター奥さん」


12月5日〜6日

前回から1ヶ月、ここ信濃町では本格的な冬の訪れを感じさせる状況です。

すでに15p程の積雪があり、ここ数年では量的には結構早い積雪のようです。




今回はLANケーブルの配線と裏のベランダ手すりの製作です。

前回途中になっていたLANケーブルの配線をしている間に、妻にベランダの手すりの製作を任せました。

2X4材を切ってあったので、組み立てていきます。




組み立てられた後は、塗装もしてもらいました。




これからの積雪もあるので、設置は春になってからの作業としました。


2012年12月28日〜31日

いよいよ今年の仕事納めです。

裏のベランダもほぼ完成し、次の工程はついに一階の床張りです。

ここまでくるのは長い道のりでしたが、ここまでくればようやく先が見えてきたような気がします。




年末にしては結構な雪で、1m以上の積雪がありました。




一階の床は、断熱受け材の代わりにOSB合板を基礎内の天井板代わりに張っていたので、その上に断熱材を敷き、床板を張る前に断熱と強度を考えて12o合板を張ることにしました。






年末には 忙しい中、上越の友人も駆けつけてくれて一緒に作業してくれました。




その後一階の床が3分の1程度張れたところで、今年の仕事納めとしました。



2013年1月30日〜31日

年も明け、ログ組をした夏から早2年半が過ぎようとしています。
長かったような、あっという間であったような、不思議な感じです。

とにかく片道470kmの道のりを5〜6時間かけて何回通ったことやら。

時間をかけて造る楽しみもさることながら、たまにはログハウスでのんびり過ごしたいと思うこともしばしば、ようやく光が見えてきたところでしょうか。




今年も積雪は例年になく多い年になり、優に2mを超えています。

冷え込みも厳しく、日中でも外は−10℃です。




今回は一階の床張り作業の続きです。

セルフビルダーのみなさんは奥さんのことを「片腕奥さん」とか「パワフル奥さん」とか尊敬の念を込めて呼んでおられるようで、キートスのKさんからも何か考えてみたらと言われていたので、今回正式に命名することにしました。

ずばり「マイスター奥さん」です。




ドイツの職人に与えられる称号ですが、今や片腕どころでなく、床張りでも一人でこなしてしまう程で、十分に職人の域に達していることから、これからは マイスター奥さんと呼ばせてもらうことにしました。




初めの頃はスライド丸鋸やインパクトドライバーでの作業も不慣れな様子でしたが、今では作業の取り合いになるほどです。(笑)




今回の作業も順調に進み、キッチン部分と洗面所、廊下、階段下部分の床張りを終えることができました。


2月27日〜28日

雪の状況は1月の時よりは少なかったのですが、前回掘っていた駐車スペースは半分以上埋まっていました。




早速 駐車スペースの確保です。
冬の作業はまず雪掘りからなので、疲れも倍増です。

今回は、寝室とリビングの床張り準備です。

断熱材受け代わりのOSB合板が張れていない部分があったので、先に張っていきます。


 

 

その後寝室に置いてあった荷物を床が張れているキッチン部分に移動し、寝室の壁の汚れをサンダーで磨きました。





3月30日〜31日

今回は荷物を移動した寝室で階段を組み立て、その後寝室の床張りの下準備として12oの合板を張っていきます。

階段は組み立て式なので順調に作業が進むと思いきや、踏み板を側板の溝に入れようとしたものの踏み板の幅が少し大きく、しかも無理矢理入るほどでもなく、すべての溝を3mm程度広げることにしました。

ノミを片手に14〜15カ所の溝を加工して、ようやく収まりました。

階段も2年以上経っていたので少しゆがみやねじれがあり、荷締め用のバンドで押さえながらの組み立てになりました。


 

それでも何とか組み立てを終え、階段らしくなりました。

階段を設置位置に移動させ、固定はせずに荷締めバンドで仮に吊っておきました。

その後寝室の床に12o合板をネジ止めし、床板を張っていきます。
こちらはマイスター奥さんにお任せです。


 

マイスター奥さんが床張りをしてくれている間、階段を設置する方法を考えました。

階段の周りに柵を設置するのですが、間取りを変更している関係で本来設置する場所と違うところに階段を設置することになるため、手すりの柱がマニュアル通りには立てられないことがわかり、その解決策を練りました。


 

また、階段を上る際にノッチが出っ張っていて頭をぶつけそうだったので、それも切り落とす等の策を講じなければなりません。

ああでもない、こうでもないといろいろ考えました。


4月30日〜5月1日

信濃町にも遅い春が訪れていました。

桜もほぼ満開になり、残雪と桜という京都ではあり得ない妙なコラボもまた素敵なものです。

今回は階段の固定と柵の設置、それに床張りの続きです。

仮に吊っていた階段を下ろし、手すりの柵を先に取り付けて階段を固定しました。

その後ねじ穴に飾り蓋をはめ込むのですが、ちょっと強く叩き込むと割れてしまうので、木槌で慎重に打ち込みました。


 

階段を固定した後は柵を立てる支柱を立て、柵を組み立てていきます。

ちょっと変則的な柵になりましたが、何とか収まりました。


 

その後出っ張っていたノッチを切り落とし、階段の登り幅を確保しました。




階段の固定と柵の固定を終え、根太支え柱も立てました。




床張りの続きをマイスター奥さんに任せ、寝室の3分の2程を張り終えて今回の作業を終えました。

次回はリビング部分の床張りと、寝室に 荷物を移動させていよいよキッチンの造作の段取りです。

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