3.ログ組み〜屋根仕上


ログ組み


私は移住して直ぐに週四日の仕事を始めたので、ログ組み作業は週三日になります。

これまで、東京から月に二回、週末に通いながら仮住まいの小屋などを建てて来たので、ログハウス作りも秋頃には終わるだろうという、(根拠のない)工程表を作りました。




子どもたち(娘三人、息子一人)は、ゴールデンウィーク、夏休み、そして月に一度、週末に順番で手伝いに来てくれました。

しかし、ログ積みの大部分は、基本妻と二人で行います。




『私には無理。持てない!』と最初は言っていた妻も、その状況に追い込まれ、隠していた力を見せてくれました。




ログ材を養生するブルーシートに雨水が溜まり、それを汲み出すのが大変でしたが、子供たちの応援もあり、ログ組みは約一ヶ月で終わりました。




ログ積みに欠かせない道具は、ちょっと大きめのバールだと思います。
しかも、一人一個。

バールは小さな力を大きな力に変える道具です。

 

外壁塗装


外壁塗料は「キシラデコール」、色は「エボニ」です。

キートスのモデルハウスに行った際に「濃い色の方がログ材に良いような気がする」と聞いたので、二人で話し合って「エボニ」に決めました。




ログ積みの高さまでを妻と子どもたちに塗ってもらい、妻壁から上の高い箇所は脚立で私が塗りました。

今思うと、足場があった方が脚立の登り降りをする回数を少なくする事ができただろうし、何より安全だったと思います。


妻壁〜屋根下地


ログ組み終了後に仮床を作り、妻壁の製作、立ち上げ、三本の梁の設置と続きます。

妻壁を作る前に、屋根の垂木を並べ、コンパネを仮止めし、ログ積みの上に妻壁を作る為の仮床を作りました。




妻壁は重くなって立ち上げるのが大変そうなので、フレームの状態で立ち上げる事にしました。

が、結局は二人ででも無理そうなので、東京から子どもを呼んで三人でなんとか立ち上げました。




壁板はその後に施工。




三人でも持ち上げる事もできない梁の設置は、半日クレーンを頼みました。




そして垂木を渡し、野地板貼りました。




屋根の防水シートを貼り終えた時は嬉しくて、




特別な日に飲むと決めていたウィスキーを味わいお祝いをしました。




 

屋根の角煙突


ログハウス建築の中で一番大変だったのは、角煙突の設置でした。




下で角煙突を作り、分解して、屋根の上に運び、また組み立てます。

煙突と妻と二人をザイルで確保しながら、少しずつ開口部に入れようとするのですが、なかなかうまくいきません。

そして、煙突が大きく傾いて、
『危ない!手を離して!』
と叫んだ瞬間、なんと煙突は開口部に綺麗に入ったのでした。




恐ろしくて二度とやりたくない作業です。

 

屋根仕上


屋根材はガルバリューム鋼板をインターネットで注文し、工事は自分で行いました。

ただ個人宅には配達して貰えず、レンタルトラックで運送会社の営業所まで取りに行きました。




屋根工事は小屋を三棟やっているので問題は無かったのですが、それなりに時間がかかりました。




それでも八月末には屋根工事が終わりました。

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