3.セルフビルドでやってみようかな!?


またお家が欲しいブームが回ってきました。


2011年春〜夏

家族のお出かけで、同じ県内にある某大手ログハウスメーカーの展示場へ足を運ぶようになってました。

子供達も大はしゃぎで、また行きたいと数回行きました。

奥様もログハウスが気にいったようでした。

私は「なんか自分でも出来そうな造りだなぁ」と感じていました。

営業の方と話して一旦話が転がりだすと、一気に仮契約直前まで話が進みました。

「でもなんか違うなぁ」・・・・と。

概算見積りですが、ここまでお金を賭けるつもりはなかったのと、なんとメーカーの取り分が総額の一律30%です。

という事は、1000万円でも300万円の家でも、一律30%

ハウスメーカーの仕事量はあまり変わらないと思うし、総額が大きいほどメーカーは儲かる仕組み。

そして、設備等はもう決まっていて、自分の好きな物ばかり使える訳でない。
施主支給すると部材で利益が出ない分、施工費にのせる可能性もありました。

人が動けばお金が発生するのは当然ですが、業界のカラクリが見えたようで ガッカリしました。

この30%が無かったら・・・。

更に建てる人件費が無かったら・・・。

自分達の家だから、使う物は全部自分達で選びたい。

と思った時に、以前もらったキートスの資料を思い出しました。
本棚から資料を見つけ出し、ホームページも 何度もみました。

気持ちはどんどんセルフビルドへ傾いていきました。




そして奥様に恐る恐る、「キートスのキットを買って、自分達で建てたらどうだろうか?」とお伺いしました。

奥様「いいんでないか!でも、住めるまでどの位かかるの?」
私「セルフビルダーのページでは2年以上の人もいた。でも1年で住めるようにするから !?」と約束しました。 

次の日、某ハウスメーカーに話を白紙にしてもらう了承をもらい、その勢いで キートスに電話してみました。

カタログやホームーページに書いていない事や値段を聞きました。

窓口になっているのは基本的に女性のKさんになっているようでした。
聞き易く、明確に答えてくれるので質問も多くなり、それから毎日のように 電話をしていました。

 

「じゃぁ、展示場を見せてもらおう」ということになりました。


キートスのキットは大変安いですが、基本的にシステムは「通信販売」です。

顔も知らない、物も見ないで、これだけの金額を振り込んでも良いのだろうか? と思うようになってきました。

ちょうど家族で福島に行く予定がありました。
その前日に新潟に寄って見せてもらう予定で話を進めようと考えましたが、 「皆ログ積みのサポートに行っているので案内できる人がいないかも、直前になったらもう一度連絡下さい。」とのことでした。

直前に電話をすると、「ちょうど台風でログ積み出来なく、戻ってきています。展示場御案内できますよ!」と嬉しい答えが返ってきました。

ものすごいタイミングの良さでビックリしましたが、何か縁があるような感じもしました。

その日はNさんに対応してもらえることになりました。


キートスの展示場を訪れました。


2011年9月24日、キートスのNさんに初めてお会いしました。

Nさんのパジェロで展示場に行きました。

私が前日入りでみんなで車中泊だった事を話すると、「それだったらどこかで寝れるようにすればよかったなぁ。 もっと密に連絡をしてればよかった」と言ってくれました。

Nさんの良い人柄がわかったような気がしました。




展示場を見せていただき、材の質感、ログ7段増しの2階、妻壁ログ、




何本もあるログの張り、ノッチの出、ログの間仕切り、分厚い床板。




そしてフィンランドカラー鉄板。

今まで見たログハウスより多くがログで積み上げられていました。




無垢ログですが割れもほとんど無く、表面も滑らかで、飾り気はありませんでしたが、余計な見せ方をしていない分集中して創りや品質を確認出来ました。

特に、展示場内は凄く静かなのが印象的でした。

目の前は踏み切りで、車の加速音や騒音が大きかったですが、玄関のドアを閉めるとシーンと静まり返った事にビックリして、ドアを開けたり閉めたりして 実験していました。

天井もものすごく高く、ホントこんなログハウスを自分で建てれるのだろうか?と不安がっている私に、「だいたいここまで来て頂く人は、もうセルフビルドを決めておられる方がほとんどです。マニュアルと図面をちゃぁんと理解して頂けたら、業者が建てたのとおんなじく出来ますよ。わからない事があったらいつでも連絡下さい。」とNさんに答えて頂きました。

もうその言葉通りの私でした。
他の質問もとても真剣に答えて頂き、一緒に考えて頂きました。

2時間位お付き合い頂き、すっかり自分の中ではセルフビルドに心は決まってました。

安心して、やっと落ち着いた気分でした。


 

気になっていたことを質問しました。


当日質問したことについて、いくつか紹介します。

※ ログ厚について。

「基本的に強度性能、断熱性、静音性については95mm厚のログで十分と思ってください。それ以上のログ厚は、見た目と心の満足度部分です。」

「120mm厚のログは、ズシっと重いですよ。 」

「北海道で70mmで建てた人もいますが、ログハウスは暖かいねぇと言っているほどです。」


※ 業者発注の注意点

「必ず見積りをもらってから施工してもらってください。後からこんなにかかるつもりは無かったとならないようにね。」

「友達と親戚には注意して下さい。経営状態が悪いと10万、20万簡単に乗せてきますよ。
特に身内だと値段交渉もしにくいですから、くれぐれも見積りもらってから 動いてもらってくださいね。」

「適正な値段はわからないでしょうから、見積りもらったら相談してください。アドバイスできると思います。」


※ 建築確認申請は、自分で出来ますか?

「耐震偽装問題の頃から、役所は設計士の名前が入ってないと受け付けてもらえないようです。
 昔は低姿勢で持って行けば、少しぐらい間違っていても教えてくれた時代はありましたけどね。」

「設計士に申請書作成してもらって自分で役所に提出するのが一番安く収まるようです。」

「見積りももらってから、その時になったら相談しましょう」


※ キット価格の他いくら位見ておけばいいんでしょう?

「いろいろ条件によっても異なるけれど、ちゃんと頑張ればプラス500万円位でもできると思います。よっぽど見栄っ張りなことしなければ 大丈夫だと思いますよ。」


※ 建物の大きさについて

「皆さんログ積みが終わって屋根が掛かると、こんなに大きなログハウスを建てるつもりでなかったとおっしゃいます。」


余談!!
Nさんのパジェロで事務所を出るとき「ドン!!」と音がして車の角を事務所の水栓にぶつけたようですが、「何かあたったかなぁ?」程度で全く気にしていないようでした。
今でもその時の思い出話に必ず出てきます。

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