5.セルフビルド後半の内装作業


【 内天井 】


断熱材はいろいろ悩んだ結果、全て『パーフェクトバリアー』というフリースのような素材のものにしました。

初めは地元建材屋さんで妻壁パネル分だけをお試しのようなつもりで注文し、施工性が良かったので(横方向には手でも裂ける、タッカーでとめるだけ等)メーカーに直接交渉したところ直販にも応じてもらえて(送料無料で納期も早い)、屋根裏、床下もすべて『パーフェクトバ リアー』を使いました。

床下は断熱で最も重要なところと聞き、寒がりな私としては床下だけはちょっとグレードアップのボードタイプを選択、屋根裏と妻壁部分はスタンダードタイプにしました。




使う道具は、基本的にタッカーのみ。


 

一度に広い面積が埋まって行くので、楽しかったです。
進んでる感がある作業は気持ちがいいものですね。




ただ、垂木間隔、根太間隔が微妙に全部同じとはいかず、微調整は常に余儀なくされましたが、セルフビルドってこんなもんですよね。

この素材、子供が頬ずりしても無害ですし、何よりくるまっていると暖かかくておふとんごっこ遊びにも使われました。

難点を強いて上げるなら、配管業者さんが断熱材に穴をあける際、あまりに繊維が丈夫すぎて、いろんな刃物やカッターを駆使してもなかなか穴が開かず、 非常に苦労をされていたことです。
「これはいい断熱材だ」と何度も何度もぼやいておられました。






電気屋さんにも来ていただき、天井裏の配線終了。




天井仕上材は工務店さんやセルフビルドつながりで知り合った方に貸してもらった脚立を並べて空中横移動(?)しながら作業を進めました。

意外と高所作業です。


 

ロフト内部柱は、キットに入っていたものが10cm程短かったため(フィンランドのカットミス?)、本来の長さのものを工務店さんに調達してもらいました。
なんと、社長さんが自ら切出した地元産のスギを製材してくださいました。

いよいよ入れようとサイズを測ってみたところ、なんと天井が2.5cm程重みで沈み込んでいました。

工務店さんがジャッキを持ってきてくれて、仮柱でジャッキアップ。
やっとこさ ホンモノの柱を設置することができました。

フィンランドのパイン材と地元産スギ材のコラボです。


【 ロフト床張り 】


床板のサネを入れるのに、ハンマーではパワー不足で・・・




なんと、カケヤを使ってます。
ログ積み以来の登場で、なつかしい知人に会った感じ!?


 

それにしてもこの作業、腰がイタ い?
早く床でゴロゴロのびのびしたいです。


【 外壁塗装 】


お盆に岡山から父が来てくれたのをきっかけに、外壁塗装を開始しました。

父は滞在中、4面中3面を仕上げて帰ってくれたので、ホント助かりました。


 

また、ちびっ子連れのお友達が遊びに(手伝いに)来てくれたときは、必ず塗装作業をお願いしました。




その後足場がかかってからは、2度塗り3度塗りまで助っ人の協力を得ながら がんばりました。


 

やはり足場の威力は絶大です。




窓枠はキシラデコールのワイスをチャレンジ。

やはり色が薄くて5回塗り以上が求められる(?)感じでしたので、シッケンズの白にチャレンジ、キシラの上に塗り重ねてしまいました。

シッケンズの方がかなりパキっとした白らしい白色です。




ドアの色は、引越ししてかなり経ってからやっと塗りました。

悩んで悩んで、ちょっと冒険カラーのブルー系です。

オスモカラーでちょっとくすんだブルー色を見つけて、それにキシラのワイスを適当に混ぜて水色っぽくしました。

メーカーの違うものを混ぜるのは邪道かもしれませんが、今のところ問題なさそうです。


【 1階床張り 】


1階の仮床をはがして、床張りにとりかかりました。

2階のときはいきなり張っていけましたが、1階は床下断熱受けからのスタートです。

久しぶりに基礎内に入ったのですが、虫やクモなど生きてるの死んでるの、卵みたいなの、各種とりまぜ。

「ああ、ここの住人になるには、先客のみなさまと仲良くしなきゃいけないんだ」と改めて思うのでした。




それにしても、1階はなかなか進みません。
なぜなら断熱材の作業に加えて、床板の幅が狭いから。

おまけに間仕切り壁も登場します。

それに、床下点検口も作らねばなりません。

玄関土間部分の段下げ加工もあったのでした。

忍耐、忍耐の日々。




寒いため窓を閉め切っての作業で、とにかく木屑はすごかったです。

でも、進んでいくにつれ、いよいよ 山積みだった部材が減っていきます。


【 間仕切壁と設備 】






1階には個室やバスルーム・トイレなどの間仕切り壁があり、セトリングを考えながらフレームを立てて、仕上げ板にはログパネルを張ります。


 


【 階段組み立て 】


意外と侮れない、階段。組み立てにも設置にも、頭も力も使います。
それにしても、よくできています。




一カ所だけ、キット側のミスがあったのには悩んで(階段メーカーのコンピュータプログラムにミスがあり、ホゾの欠き込みが明らかに浅かった)、一度組んだものを再度バラして、やっぱりこの欠き込みが違うんだ と判明し、ホゾを欠き込んで、また組み立てて・・・ということもありました。




設置は夫婦二人だけでは不安があったので、翌日友人を頼んで持ち上げたら、あっという間に無事設置できました。





【 玄関&ストーブ炉台 】




とうとう、薪ストーブの炉台製作です。

まずは、タイルを仮に並べて、不要な部分をカット。

グラインダーなんて使ったこともないけれど、チャレンジです。

それでも刃が良かったのか、思いのほかうまくカットできて、ひとまずほっとしました。




写真では写っていませんが、火花は散るわ、タイルの破片は目に入るわで、大変でした。




玄関も炉台も、タイル選びにはたくさんサンプルを取り寄せて悩みましたが、今思えば、玄関なんてすぐに泥だらけ、炉台も灰や木屑だらけ。
何を選んでも大差なかったかも・・・。

左官仕事なんてやったこともなかったので、モルタルを練ることから何もかもが大変でした。

ただ子供が意外と喜んで手伝ってくれたのには驚きました。
大工仕事も塗装もすぐに飽きていた子がレンガ積みには夢中で、夜まで一緒に作業した日もありました。


【 ログハウスでお泊り 】




ロフトで泊まったことも数知れず。

暖かくすごせて、暖かく眠れることがわかったのは嬉しかったです。
仮住まいのアパートの朝起きたときの気温なんて、零℃の日もあったくらいですから。


【 足場の撤去 】




12月初旬、やっとこさ足場が解体されました。

本当はもっと前からお願いしていたのですが、増税前の駆け込みで建築業界は 相当忙しいらしいです。

それで今頃の解体になりました。

職人さん達、作業が早い 早い、あれよという間にスッキリ〜!




駐車スペースなんかも広くなった気分です。

外観だけ見ると「あら、年内にはお引っ越し??」なんて聞かれるんですけど、、、




とーんでもなーい、中身はまだまだなんです。

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