4.セルフビルドが始まった


【 土台敷き 】


ログハウスキットが到着した翌日、いきなり朝から本降りの雨。
大降りの間はテントで休憩です。




その夜娘が熱を出し、翌日は娘の相手をしながらの作業。

テントの中でおとなしくしているように娘には言って、作業を続けました。


 

ベタ基礎の内部は、雨が降るとすぐに池のようになってしまいます。

この時も10cm程水がたまっていたので、業者さんに借りたポンプで水抜きしましたが、結構一仕事でした。




土台敷き作業は雨の中、濡れた土台材でミリ単位の誤差を修正しようとして 頑張ってやっても、翌日の梅雨明けのようなカンカン照りで一気に木が乾き、 木はねじれ、割れ、反っくり返って、また対角の数字が合わない。

「土台は大切だ」と聞くので妥協ができない。

今思えば、「木は動くもの。あと数ミリなんて気にせず進めればよかったんだ」と思います。




カンカン照りの時は標高1000mとはとても思えない暑さで、手元の温度計で測ってみたところ、基礎内の温度はなんと40℃。

そんな中、クライミング仲間の奥さんが手伝いに来てくれました。




なんと彼女、クギを打つのは生まれて初めてだというのに、40℃の中で根太受け金物のクギ打ちをさせてしまいました。
でも「意外と楽しかった」と言ってもらえました。




後日、他のログ部材も建築地に運び入れました。

ちょっとしたトラブルありで、長い梱包ひとつはバラして輸送。




棟木やストーブ、建具など、かなりの荷物を工務店さんに置かせてもらっています。

毎日作業はしていますが、娘の発熱、大工仕事に、2次輸送に・・・といろいろ時間をとられてなかなか思うようにログ積みにたどり着けません。

ま、素人仕事はこんなもんだと、焦らず、一歩一歩やっていきたいと思います。


【 ログ組み 】




ログ組みは、梅雨と重なったのもありましたが、、、、

来る日も来る日も雨だったり、
土台の寸法がうまく合わなくて途方に暮れたり 、
借り物のドリルの刃を曲げてしまったり、
ログ積みしょっぱなから電気穴にダボを打ち込んだり、
インパクトドライバーが壊れたり、
カビカビ材を発見したり、
肩の上に4m材が降ってきたり、
ログにハチが巣を作ったり(しかも室内!)、
どんなに探しても必要なログ材が見つからなかったり、
通しボルトの穴がずれていて通らなかったり、
2階内部柱の長さが足りなかったり・・・

毎日毎日ケンカばかりしながら、いろいろありました。




 

でも、、、

ログは濡れても結構乾くのが早いことがわかったり、
とってもいいタイミングで友達が手伝いに来てくれたり、
遠方から来た友達と一緒にキャンプしたり、
ママ友でもあるログ友が急にやって来て冷たいウメジュースの差し入れをしてくれたり、
ついでに 塗装も手伝ってくれたり、
大反対だった父が塗装の手伝いに来てくれたり、
脚立を6本も友達の友達が貸してくれたり、
大工さんが丸ノコでの木材カットのコツを教えてくれたり、
ご近所さんに野菜をいただいたり、
ログにカブトムシを発見したり・・・・

いろいろな嬉しいサプライズもありました。




そして何より、「自分達で家を建てているところを子供に見せられるというのは幸せなのかな」と思います。

「食育」という言葉が流行っていますが、これは「ログ育」とでも言いましょうか。




正直、子供は作業にはほとんど邪魔なのですが、夏休みの絵日記にログハウスのことを書いたり、塗装をしてみたり、クギ打ちもやらせてみたりして、今しかできないとても貴重な体験ができていることをありがたく、うれしく思います。







【 小屋組み 】


妻壁は「間柱&パネル仕様」なので、ロフト仮床上で妻壁パネルを作成しました。



8月の暑い時だったので、大きなパネル2枚の作成は疲れました〜


 

棟上、そして屋根タル木掛け。高所作業が続きます。


 


【 屋根仕上げ 】




9月半ば、ルーフィンング張りをしました。








屋根抜き煙突パーツも取り付け、その後屋根仕上のガルバリウム鋼板が施工されました。




屋根仕上げだけは業者さんにお願いしました。

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