4. セルフビルドの準備!


始める前に・・・地元の方々にご挨拶


今土地を選んでいる真っ最中の方、もうすでに購入済みの方、周りを良く見渡してくださいね。

人里離れた山の中・・・例えば、お隣は一キロ先でクマとお猿さんがお友達という環境ならさほど問題ないと思われます。

でも我が家のようにまわりに3〜4件ご近所さんがお住まいなら、気持ち程度のお茶菓子、そして「作業工程や緊急連絡先等を記したもの(アバウトでいいですので)」をお渡しした方がいいかと思います。
ほんのご近所のみで構いません。



幸いなことに、我が家のご近所さんは長い方で7年ほど、その他の方はここ2年ぐらいに移住されてきた方々でした。

同じようにログハウスにお住まいの方もおり「セルフビルド」に理解をして下さり、本当に助かりました。

また、500メートルほど離れると、昔から(すごいお家では300年くらい前から)お住まいになられている方々もいらっしゃいます。

やはり少子高齢化の波には勝てず、中には空家もありますが、皆さんご高齢にもかかわらず農作業や草刈りに励んでいます。

なので、地元の方々はとても「土地を大切に」しております。

移住者が来るということは「ああ、○○さん(元の地主)は土地を手放したな・・・」と地元な方々は判断し、とても寂しい気持ちになります。
そして「今度の方はどんな人だろう」と不安と期待で揺れ動いています。

そうしますと、どうしてもご近所さんに「どんな方たちが来るの?」と聞きに来ますので、あらかじめ挨拶をしておけばご近所さんも対応には困らないわけです。

お付き合いが苦にならない人は私共のような環境はいいかもしれません。
(それでも新規移住者が多く、かつ「ログハウスが好き」な方が住んでいると いいかもしれません。)

あわてず、騒がず、土地探しは検討してくださいね。


道具について・・・備えあれば憂いなし


土地も購入し、キートス本社にてN氏の熱烈歓迎とセルフビルドについての説明を受けて契約を済ませ、あとはログ材の到着を待つだけという方々へ。

「道具は、なるべく予算の許す限り新しいものを揃えておいた方がよい。」 と思います。

お友達のを借りようなど、道具に関してはあまりセコイこと言ってはいけません。

実は、私も習い事(華道)の師匠から道具を借りようとしたセコイ弟子でありました。

私の師匠は男性のため、どうしてもデパート等の華展会場でインパクトドライバーはもちろん、電動ノコなどを引っ提げて「大作」を仕上げるのです。

なので、お教室には色々な道具が大量に置いてあります。





以下は、師匠と怠惰な弟子(私)の会話であります。

弟子:「先生。お願いがあるんですが。」
師匠: どうしたの?」
弟子: 実は長野にログハウスを建てることとなりまして・・・自分たちで。」
師匠:「えっ・・・ホントに。」

この後小一時間ほどお稽古そっちのけでいきさつを話す私。
これまたお稽古そっちのけで話に夢中になる師匠と他の弟子たち。

師匠:「それはいいことだ。きっと床張りをすれば、君はインパクトドライバーを使いこなせるぞ。」
弟子:「そこでお願いがあるのですが・・・道具貸してください。レンタル料払いますから。」
師匠: 「あのねぇ・・・この教室みたいにたまに使うのならいいけれど、家建てるとなったら自分のを持ったほうがいいよ。特にノコなどの刃物、インパクト等の切ったり、貼ったり、削ったりの道具は持ち主特有のクセがあるからね。 こまめにホームセンター行ってチェックすると掘り出し物があるよ。」

なるほどと納得した私。
考えてみれば、田舎暮らしをするということは「何でも出来る限り自分でする」ということが出来なければいけません。

そこで、ホームセンター巡りをしてみました。

感じたことは、東京や埼玉(といっても東京に近い地域)のホームセンターは 全体的に少々高めです。
それに比べてここ長野県はホームセンター自体が広く、工具も生活必需品なので安めです。

キートスさんから送られてきた「使用工具について」という付録を片手に一通りそろえました。

また、決算時や新製品に代えるときなどは、インパクトドライバーなどの工具や材木は 「目玉商品」としてレジの前に積み上げられていたりします。

現在使用しているインパクトドライバーは、3万円が¥9,800円で売られていました。
とても使いやすく、充電時間も短時間でとても重宝しています。

ログ積みをしているとき、こんなことがありました。

12段目、あともう少しというときです。
ログ材にTボード用の「溝」がなかったのです。




「たしか予備材があったはず」と探してみたら・・・
なんとまあ、予備材にも溝はありませんでした。

そこで、休憩を兼ねて「使用工具について」の「ノミ」の使い方を参考にして コンコンと掘ってみました。

途中、ゲンノウ、ノコギリも使用し、20分ほどで終わりました。

やはり、「備えあれば憂いなし」です。

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