6.大工さんに依頼した作業

 

土台敷き


6月15日に搬入が完了し、「さて、いよいよか」というところでしたが、時期は梅雨のころ、思うように進みませんでした。

まず、土台についてログキットの仕様だと基礎に切り欠きが必要な構造でした。それに、床の捨て貼りもないということでした。

ここら辺の住宅はネタレス合板を使い、その上に仕上げの床材を貼るような構法でしたので、「28ミリの床材とネタだけで大丈夫かなぁ」という危惧があったので、床下はこちらで手配することにし、工務店と相談して、455ミリ隔で大引きを入れてもらう ことにしました。その上にキットの28ミリ床材をはることにしました。

納品された土台&大引きを確認したところ、土台に防腐処理がされていませんでした。
しょうがないので自分でシロアリスーパーを塗りました。




また雨の日が多く、本格的に始まったのは6月の終わりくらいからでした。




さらに雨にたたられ、土台大引きを敷き終えたのは7月半ばとなっていました。


建具の塗装


玄関と窓枠の化粧板は別な作業場に持ってきて色塗りをはじめました。

窓枠は白と決めていました。

玄関は・・・
たまたま家にあったのが、白、赤、緑・・・となると、白は枠に使うので赤か緑、イメージとしてはヨーロッパの集合住宅の 一階の入り口のようなごてっと塗り重ねられたような感じでした。




正直どちらでもよかったのですが、私の店舗の色も緑だったのでそれにあわせました。


ログ組み


雨になやまされましたが、7月20日すぎより本格的にログ組が始まりました。




ようやくシートも開けられ、ログ材がでてきました。






7月30日には、壁部分は概ね組み上げた感じです。




ちゃんとパッキンも一段一段敷いているようです。

問題といえば、北側に掃き出し窓が2か所続いているのですが、そこに収まるログ材左右を間違ったんですね。 掃き出し窓用の開口幅が変わってしまいました。

工務店が別の現場で使用するということで、その部分の掃き出し窓を注文し直しました。

 

棟上〜屋根垂木




棟上げを行い、垂木がかかるといよいよ家の雰囲気も出てきて気持ちも高まります。



この部分には天窓が付きます。




屋根の高さについてもいろいろ考えたところでもあるので、勾配と2階に立った時の感じなども考慮したつもりでしたが、なかなかいい感じだと思いました。




ここまでくれば、次は屋根です。早く雨の心配なく作業がしたいです。

 

屋根仕上


屋根については友人の屋根屋さんにお願いしました。

横葺きの長尺ものは施工が大変ということで、3メートル位の定尺ものを使いました。




破風は白にしました。

屋根、破風が同色になると屋根全体が重くなりがちですが、破風を白にしたことでちょうどいいアクセントになったと思います。




ストーブ煙突用のフラッシングも一緒に取り付けてもらいました。




二階妻部分の水切りを付けてもらったついでに、梁の外の出の部分にも小さな屋根を作ってもらいました。




これで直接水があたりません。

 

玄関ドア


玄関も取り付けました。




玄関下のモルタル詰めは、唯一妻の施工です。


 

窓サッシ


私の店ではサッシも扱っているので、窓はこちらで用意しました。

サッシの開口寸法についてどこをとればいいのかちょっと打ち合わせが必要でしたが、まずなんとか収まってよかったです。

とはいうものの枠のところに隙が空いてしまいました。




ウレタンをつめたり、スタイロフォームを詰めたり、シリコンで埋めたり なんとか塞ぎました。

ログハウスで注意が必要だなと感じたのは、標準で注文すると天井が今の住宅より低いのと、それにともなってサッシ高さもその分制限されます。

うちの天井は2400で、高さ1800のサッシしか付かないと言われました。
今の住宅に比べると20センチくらい低いです。

幸いうちは吹き抜けを大きくとったので、天井の高さは気になりませんでした。

 

外壁塗装


サッシの色や外壁の色についてですが、いろいろ写真などを見て濃いブラウンに白の窓枠がいいなぁと思っていました。

ただ外壁が黒っぽいというのもちょっと重いなとも考えていました。

また、ログハウスは経年変化でだんだん黒づんでいくものと思ってたので、 最終的に黒っぽくなるなら最初は明るくいこうと思い、キシラデコールの「ピニー」を選びました。

2回、3回と塗っていくとアメ色になっていきました。
これもまたいいなぁと満足しています。




サッシと化粧板が白で、全体が明るくまとまってよかったです。




天窓も南側にひとつあるだけで昼間は明るいと家族にとても好評です。

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