2.ログハウスのセルフビルド


ログキット搬入


2012年 3月28日、
フィンランドから ログキットが到着しました。

建築地は細い山道を登り、現場までは大きなトレーラーが入れない場所です。

近くの道路脇の空き地でコンテナから荷物を引き出して、そこから2次輸送することにしました。




当日の作業は現地の業者さんにお願いしました。




事前にキートスの作業説明資料を渡して説明しましたが、コンテナからの引き出し作業の困難さが理解されていなかったようで、かなり苦労したようです。




(引き出しには大型クレーンが必要)




小さなトラックに積み替えて建築地に搬入した部材は、作業小屋横の駐車場に保管しました。




濡れると困る断熱材受けボードや内装ドア、紛失しやすい金具類などは、作業小屋の中で保管することにしました。


ログ組み


ログ組みは殆ど一人で行いましたが、 さしたる失敗もなく順調に進みました。



土台敷き



テラスとシルログ






ログ組みが続きます。




妻壁についても作業が楽なように「ログ組み仕様」に変更していたので、ただただマニュアルに記載されていたように「しっかりと叩き込む」を心がけて進めました。




妻はここに来るとガーデニングを中心に作業していますが、 二人いると楽にできそうな時は呼んで、作業を補助してもらいました。

息子が来た時、丁度良く力の要りそうなロフト床受け材の固定をする時だったので、手伝ってもらいました。

基本的に作業は自分のペースでやっており、一人でできる方法を考えれば、 時間はかかるけど何とかなります。

ただ、ログ最上の数段は揺れて怖いし、次の棟木を揚げることも考えて、足場設置を頼むことにしました。

インターネットで近くの足場屋さんを探し、足場を設置してもらいました。


棟上げ、屋根垂木、野地板




棟木の設置にはクレーンの活用が薦められていましたが、クレーンを入れようとすると、基礎工事時に移動させ、再設置したバラのアーチを再度移動させる必要があるほか、当然金もかかるので、人力で行うことにしました。


 

まずホームセンターで2個のチェーンブロックを購入。

足場を利用して、棟木を一階上まで少しずつ交互に引き上げます。




その後は妻壁の斜面に沿わしながら同様に引き上げたら、割と簡単に最上段まで到達しました。




最後は片方ずつ手で所定位置に載せ、一人で棟上げを完了させました。




屋根の垂木掛けは、妻が下側の位置を確認する形で二人で行いましたが、野地板張りはほぼ一人で作業できました。




ただ、コンパネ板を屋根に載せるのは大変そうなので、長い板をコツコツ張ることにしました。




屋根の上に登るようになってからは自作の簡易足場を作り、命綱をつけて作業しました。


屋根仕上げ


屋根材はインターネットで比較し、外観、性能、価格などから、ファイバーグラスシングル(リッジウェイ)を選定しました。

インターネットで探した販売店が移動途中の筑波にあることもあり、配送料と保管場所の問題解決も兼ね、10回位に分けて、必要量だけ注文してピックアップしました。




メーカーの作業マニュアルを見ながら作業すれば、そんなに難しいことはありませんでしたが、棟換気では設置法に疑問が残り、念のためお客様相談室に電話で確認してから施工しました。




色は「ヴィンテージグリーン」




細かい仕上がり(役物の抑えかたなど)に若干不満点は残りましたが、屋根仕上げも問題なく完成しました。

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