青森県の八甲田に先週、板材&建具の納品に出かけました。
このユーザーさんへ最初の納品に出かけたのは2000年の4月、
もう20年以上前のことになります。
(セルフビルド時のログハウス)
その後もミニログハウスや追加部材など何度か注文をいただいて
楽しくお付き合いをしてきました。
完成したログハウス&ミニログはユーザーさんが週末のみオープンする
隠れ家的なカフェとして活躍してきました。
(厨房があるミニログとメインカフェのログハウス)
20年前のログキット納品時にも新潟から出かけて行ったので、
現地での渓流釣りの穴場を教えてもらい、
朝早くに八甲田の山中に分け入ってヤマメを釣った思い出があります。
でもそれは20年前のことで、
確実にその時から20歳は年を取ったということです。
今回は新潟から10数時間運転してたどり着くのがやっとで、
ユーザーさんから「竿を持っておいで!」との申し出も丁重にお断りし、
今までの「来し方行く末」のお話に時間を費やして楽しく過ごしました。
(ログハウス敷地内で今後の構想を話すユーザーさん)
ところで、かの有名な「八甲田山」と言えば
積雪も深く冬は荒れ狂い、あの映画のような悲惨な出来事につながります。
が、八甲田山はさほど標高も高くなく、
初夏の日差しの中で緩やかな稜線が連なる平和な山に見えました。
新潟からはかなり遠く馴染みも少ないのですが、
青森県は三内丸山遺跡やこの八甲田山麓など、観光で訪れるにも良いエリアです。
幸いにも(幸いでない場合もありましたが)このログハウス仕事のおかげで
西は山陰&山陽地方や四国まで、東は東北地方、そして北海道と
必要に迫られてほぼ日本全国を旅してきました。
その度に「仕事でなく観光で訪れたいものだ」と思うのですが、
実際はログハウス現場やユーザーさん宅を一目散にトンボ返りするだけの20数年でした。
ちょっともったいなかったかもしれません。
とにかく帰りの10数時間のドライブを考え、
お約束の酸ヶ湯温泉にじっくり入浴し、無事に新潟に帰りつきました。
( written by N )
[ ログハウス建築現場から 21.06.04 ] Kiitos Log House