「薪ストーブ一年生」からの薪ストーブ報告

3月になって少し春の気分はするものの、
まだしばらくは寒い日も多く、薪ストーブが活躍しそうですね。

昨年 ご夫妻によるセルフビルドで完成させた茨城県のログハウスでも
薪ストーブが活躍中です。

この冬初めて薪ストーブを使った感想を
オーナーさんがメールで送ってくださいましたのでご紹介しましょう。

薪ストーブのユーザーさんなら読みながらきっと
「そう、そう」と思わず頷いてしまいますよ。

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「薪ストーブ 一年生の私たちとしては「すっごく良い」ってのが感想なのですが、
具体的にどんなところが良いのかをご紹介します。

* 暖かい

それはもう間違いなく暖かいものです、はい。

信州の親類から「関東で薪ストーブなんて使ったら暑くなりすぎるぞ」
って脅されていたのですが、その言葉どおり暖かいものです。

ちょいと燃すと室温30度。ぬくぬくです。

最初の頃は加減がわからず夜中に窓全開!ってこともありましたが、
今は「安心してください」、慣れました。

 

 

* 調理

薪ストーブに鍋をのせておけばグツグツ煮込み系の料理、
豚角煮、筑前煮、煮豆、おでん、ポトフ、、、
まず間違いなく 美味しく出来上がります。

お酒のお燗も思いのままだし、
オキのなかで焼き芋をつくるとホクホクで 美味しいものですよ。

 

 

* 温水三昧

乾燥防止と湯タンポ効果を期待して、鍋、ヤカンを総動員してお湯を沸かしてます。

朝には そのお湯を洗顔、食器洗いなどに利用しています。

それと、知ってます?
熱湯をかけると 雑草を枯らすことができるのですよ。

 

* 薪のこと

庭木を剪定したときに切り揃えておくと3年後には薪として使えます。

ウチには祖父の代からため込んだ薪が豊富にあります。
栗、松、杉、桧、柿、杏子、椿、楓、などがあり、それぞれ燃え方が違う。

でも一番良く燃えるのはフィンランドのログ材、あれはよく乾燥してますね。

 

* 灰と過ごす

夕陽が沈むころ火入れして、寝る前に大きめの薪を入れて空気を絞ると、
朝にはすっかり燃えきって灰になる。

ストーブの前に新聞紙を広げて 灰を掻き出し、
使った新聞紙は丸めてストーブに入れて焚き付けに。

灰は古い蒸し器に入れておくと蓋がしっかりしていて具合良し。

灰に余熱があるといけないので、充分に冷ましてから畑に撒きます。

この灰のおかげで野菜が良くできることでしょう、きっと。

* 見ていて楽しい

ガラス窓から覗いて
『次はどんな薪をどこに入れようか?』と考えるのが楽しい。

ストーブの表面温度、室温、寝るまでの時間、薪の大きさ、
樹種と乾燥度、空気孔の開閉 、、、
最適な状態になったときの満足感といったら、もうたまりません!

 

薪ストーブは使ってみて楽しいものですが、
施工時には炉台や煙突についてあれこれ悩むこともありました。

私もそうでしたがログハウス建設の動機のひとつとして、
薪ストーブが挙げられると思います。

何せ楽しいものですから!

キートスHPをご覧の皆さんには
是非とも 「安全第一」で お楽しみ頂きたいと思います。」

 


[ ログハウス徒然草 16.03.01 ]     Kiitos Log House