「住み心地の良い家」としてのログハウス

20年前は 「ログハウス」 といえば 「 丸太小屋である 」 という意識が強く、

一般的には ワイルドなハンドカットログハウスを イメージされる方が多かった時代。

 

 

その頃から フィンランド・マシンカットログハウスを

部材キットとして販売してきた キートスでも

「角ではなくて、 丸ログを使った ログハウスを希望」

というお客様が ほとんどでした。

日本では まだ ログハウス自体を見かける機会も少なく、

「ログハウスはお金持ちが建てる別荘」 という感じ。

 

当時 ログキットの納品サポートで 荷降ろし現場へ出かけてみると、

珍しいログハウスを一目見ようと 工事関連業者さんたちが 見学に来ていらっしゃることが度々ありました。

トレーラーが到着し、 コンテナの扉が開き、 待ちに待ったログの梱包が引き出され、

チラッと見えたログ材が みなさんの期待しているような丸い形ではなく 四角いログ材だとわかると

「えっ? これも ログなんですか?」 と 驚きか ガッカリなのか、そういう質問が よく出ていました。

あれから 随分年月が経ち、マシンカットのログハウスが一般的になりました。

家具の納まりの良さや ログの割れなども少ない 「角ログの良さ」 が認められるようになり、部材価格も 丸ログより安いし、

今や 丸ログを使って ログハウスを建てる人は 少数派。

 

ログハウスに対する意識も 「お金持ちの別荘」 から 「普通の人が建てる 普通の家」 というように 変化しました。

最近は 「予算があまりないので 自分(セルフビルド)で 家を建てたい」 とか

「セルフビルドなら素人でもできそうなログハウスに」 と、以前とは異なる理由でログハウスを選択される方も・・・

また、 「見た目の美しさ」だけでなく、 高い断熱&蓄熱効果など 「居住性重視」 でログハウスを選ばれる方も増えてきました。

ログハウスはこれからも 「住み心地の良い家」 として より一層普及していくのではないでしょうか。

 


 [ ログハウス徒然草 15.01.22 ] Kitos Log House