セルフビルダーさん、そんなに急がなくても良いですよ。

先週末 長野県の木曽へ

セルフビルダーさんの様子を見に寄りました。

当日は 雪まじりの冷たい雨が 降っていました。

フィンランドからログハウスキットが届いた時は

夏の暑い時期でしたが、

この現場は標高1500m位の高地なので

一足早く 「冬」 です。

オーナーさんも 「寒いよ」 と言いながら

作業されていました。

それにこの時期は午後4時を過ぎると 暗くなってきて、 作業効率も悪くなります。

それでも ログ組みはもちろん、 屋根仕上げ、 建具施工や2階床板は 終わっているので、

その日は あと1m位残った 1階の床板を 施工されていました。

「これが終わったら、 まず 『薪ストーブ』 を取り付けるよ。 そうしたら あったかく 仕事できるからね。」

外付けのバスルームキットの施工も終わっています。 もうあと少しなんです。

「今年の『紅白歌合戦』は このログハウスで観れるかな?」 と 話されていましたが、

そんなに 急がなくても いいですよ。

多くのセルフビルダーさんに 後日談をうかがうと、 皆さん、

「後で思い出すと 寒い中でセルフビルドしていたときのことや 辛かった作業のことなどが

不思議と 楽しい思い出に変わっている」 らしいですから。

このオーナーさんも 「大変だよ。 きついよ。 寒いよ。 疲れるよ。 」 と 次から次に マイナスな言葉が続きますが、

でも 「楽しい」 そうです。 「夏から 毎週末 ここに居たよ」 と。

そんなにきつかったら、休めばいいのに! でも楽しいから 毎週 通って来てしまうのでしょう。

「男のロマン」 「男の修行場」 「でっかいプラモデルを預けられた中年男」 など

キートスのセルフビルダーさん達は 自分のことを表現されています。

たしかに、 ログハウスをセルフビルドすることは 男にとって なにか不思議な魅力があるんですね。

[ ログハウス徒然草 11.11.23 ]      Kiitos Log House