このコーナーで 以前にも紹介したことがある 誕生日の花 カレンダー、
５月３日の花は 「ミズバショウ （水芭蕉）」。
新潟近郊では ３月の後半に咲く ミズバショウの花ですが、
ミズバショウといえば 涼しい所で咲く イメージですから
高原では 春が訪れる５月初めに 咲いていますね。
だから 「５月３日の誕生日花」 なのでしょう。
花言葉は 「美しい思い出」 とか 「変わらぬ美しさ」 だそうです。
ミズバショウが群生して 咲いているのを思い出すとき
春の清々しさ、 澄み切った空気、 清潔感のある白い苞 ・・・・ やはり 「美しい思い出」 です。
昔、 祖父が 長野に旅行に行った時に お土産として買ってきた ミズバショウの苗を
京都市内の家で 育てていました。
高温多湿の京都の夏、 ミズバショウは なんとか それを乗り越えて 細々と生き続け、
１０年目にして やっと白い花をつけました。
その時 とてもうれしそうに話していた 祖父の姿を 今でも はっきり覚えています。
母と一緒に見た祖父のミズバショウは 子供心にはちっとも かわいらしくなく、 つまらない花でした。
でも 祖父や母がとても喜んでいる 「ミズバショウ」 という名前は 特別な存在として 記憶されました。
今は 週末過ごすログハウス周辺でも ミズバショウが咲き、 とても身近な植物となりました。
祖父が他界してから もうすぐ３０年経ちますが、 今でも あの時の祖父の うれしそうな姿が
思い出として 心の中に残っています。
ミズバショウは 人々に 様々な 「美しい思い出」 を与える 魔法の花 かもしれませんね。
