春一番の花 「マンサク」

 

 

春の初め頃に 山を歩くと 木の枝に

黄色い 小さな花が ついているのを見かけることがある。

 

「マンサク」 の花である。

 

あまりに小さいので 見落とすかもしれないが

枯れ枝が なんとなく 黄色っぽくなっていたら

マンサクの花が 咲いているのかもしれない。

 

この「マンサク」、 確かな語源は分からないが 早春にいち早く咲くことから 「まず咲く」・・・「マンサク」 となった説。

「豊年満作」 から 「マンサク」 となった説 などがある。

ちなみに 東北地方を中心に、 この花の咲き具合で 農作物の作況を占った といわれている。

小さな花を見て 一年を占う ・・・ 昔の人の、 ゆったりとした 心豊かな暮らしぶりが 見えるようだ。

 

冬に逆戻りしたような 寒い日もあるが、 それでも季節は もう春。

ログハウスから ほど近い里の山で、 このマンサクの花が 咲き始めたという便りが 届きはじめた。

 

この週末あたり、 散歩がてらに 歩いてみようか ・・・。

 

 


[ ログハウスで自然暮らし 10.03.10 ]