カンボクの赤い実

 

 水墨画のような 風景になる 雪のシーズン、

森の中で 時々 目に飛び込んでくる 鮮やかな赤、 「カンボクの実」 である。

 

カンボクは 初夏に 白い花を咲かせ 緑の葉に 花の白が映えて とても美しい。

そして 秋には 赤い実を つける。

 

晩秋から初冬には 多くの木の実が 鳥たちに 食べられてしまうなか、

カンボクの実は 雪の季節になっても まだ赤い実を たくさんつけている。

熟した赤い実が この時期に まだ残っているのが 不思議だ。

 

 

このおいしそうな カンボクの実は、 別名 「 鳥食わず 」 とも 言われているそうで、

試食してみると 確かに 鳥も食べないだろうと 容易に 想像できるほど マズイ。

 

本当に 食べ物がなくなった時、 冬鳥に 仕方なく食べてもらうことを 戦略としている という説がある。

秋に 南へ渡る鳥たちが 好んで食べてしまうと 運ばれた先で 生育環境が合わず 繁殖できないから・・・

という 理由らしい。

 

さて、  この冬 鳥たちが この実を 食べるのは いつのことだうか?

 

 


[ ログハウスで自然暮らし 10.01.28 ]