冬はやっぱり薪ストーブ、ゆらめく炎で心も体も癒されますね!

 

薪ストーブ


暖房は、何と言っても薪ストーブ。
2005年ログハウス本体完成の冬から、薪ストーブを使っておりました。

薪ストーブは、価格も、構造も、外観も、非常に幅が広いですね。

完成当初は、とにかく「部屋の中で焚き火ができる」喜びを実現したい一心で、ホームセンターで売っている鋳物ストーブを購入しました。

最初はなかなか火付けがうまく行かず、部屋中煙だらけになることもしばしばありました。

2〜3年ぐらい使うと火付けのコツやストーブの癖がわかってきて、煙まみれは殆どなくなり、愛着が湧いた頃、キートスのHPで何とも愛嬌のあるフォルムの薪ストーブが紹介されており、2009年にとうとう購入してしまいました。

それは、フィンランド Kastor社のSolei(残念ながら現在は製造無し)


solei

アニメ『ムーミン』に登場する「スナフキン」のような特徴ある外観は、印象的でした。

他のヨーロッパ製やアメリカ製にない超フィンランド的な独特なデザインに 目を引かれました。

久しぶりにキートスに電話し、見積をお願いして注文し、それから 数ヶ月間 入荷を待ちました。

9月入荷の連絡をいただいたので、新潟の事務所まで引き取りに行って来ました。




事務所にお邪魔して、ログを注文した当時の担当の方と初めてお会いしましたが、なんだかもう何度もお会いしているかのような錯覚の中、当時の思い出話や建設中のエピソードなど、あれやこれや楽しく懐かしく、また心地よい時間を過ごしました。

キートスの皆さん、お世話になりました。
ありがとうございました。キートス!


薪ストーブの設置


そんな、こんなで、薪ストーブ設置の紹介をします。

ストーブを置くコーナに炉台を作成しました。

一番安いレンガで作りましたが、作業によるセメントの汚れやこぼれ等で、 結構使用感のある仕上がりになりました。
思ったより自然な感じで、良かったです。

この部分の床下根太は柱で補強しました。

また床上は、コンパネ、不燃材のケイカル板の上にレンガを置いています。

さらに、レンガ壁とログ壁の間は約3cmの隙間を設けました。

壁部分のコンパネはコンクリートが乾いてから抜きとりました。


stove02 stove01

レンガ積み作業は結構根気がいります。何週間かかかって、やっと積み上げました。


stove03 stove04

その時その時でコンクリートの練り具合が違うせいか、セメント部分の色合いが違って見えます。でも、使い始めると全然気になりません。

煙突は、前面のデッキ部分の壁から横出しにして立ち上げました。


 

薪ストーブに関する記事では、煙突の横出し部分は極力短くするように説明されています。

確かに横部分が長いと、点火時は冷え切っているため、煙突によるドラフトも弱く、吸い込みが悪いです。

しかし一旦ドラフトが発生してストーブが十分に暖まってくると、横出し部分の効率低下はあまり気にならないようです。
(でもストレート立ち上げの薪ストーブを経験したことが無いので、客観性はありません。)

点火時だけ、うまい具合に火付けできるよう工夫すれば良いですね。

その後、横出し部分に断熱材を巻きました。
点火直後のドラフトが発生しやすくなり、火付けが楽になったように思います。

さて、炉台を積み上げ、煙突を施工してストーブ設置。




部屋の中で、ゆらめく炎を眺めながら、落ち着きの時間を過ごせます。
でも、ロフトはちょっと暑すぎ・・・。


フィンランドの薪ストーブ


 

その後5年が経過して、前述のようにとうとう新しいストーブを購入しました。

部屋に運び入れたばかりで、まだ煙突もつながっておりません。

子供も大人も興味津々、「結構、大きいねー。」


newstove1

旧ストーブとは煙突位置が異なるため、45度の曲がり管で芯を調整、ストーブの背面におろしました。


newstove2



このフィンランドストーブSoleiの煙突径は、何と135o、
んー、あまり聞いたことがない寸法です。

市販の120o煙突との接合が上手く行くか心配しました。

幸いにも、ストーブから煙突を出すための40cm程の直管が付属しており、この管はストーブ煙突口の内側に入る、いわゆる「逆差し」構造。

この直管の内側に市販の120o煙突がピッタリ収まり、異径問題は解決しました。


newstove4

このアダプターとなった直管は若干長かったので20cm切断して、立ち上がり部分のスライド管として流用しました。

一石二鳥 ならぬ、一管二役です。

煙突も上手い具合に収まり、新ストーブの設置完了です。




あとは、思う存分、部屋の中での「焚き火」を楽しみましょう!

なかなか、いい感じです。
火室のガラス窓が大きいので、すごく雰囲気が良いです。




フィンランドはどちらかというと、ストーブよりは暖炉が主流なのだそうです。

ですので、薪ストーブも暖炉のような雰囲気を意識して設計されているのかな?と勝手に想像しております。

旧ストーブと比較して難点が一点だけ。
それは長い薪が入らなくなってしまったこと、それ以外は大満足。

逆に、太い短い薪をゴロンと入れておくと、だいぶ長持ちします。

ゆっくり、ゆらゆらと燃える炎、癒されます。
冬の楽しみです。

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