5. 妻壁〜棟上〜屋根


妻壁パネル立て


このログハウスは平屋建てですが、上に材を渡して仮の2階をこしらえ、その上で2枚の妻壁パネルを作成しました。





2017年 9月6日

クレーンを使わずに棟上げをしようと計画し(クレーン代4万円の節約)、妻壁パネルを人力で少しずつ動かしながら所定の場所にセットしました。



3回塗装し、手動ウィンチで移動
(頼もしい助っ人Nが活躍)



ボルトで固定。




妻壁のフレームだけの方が移動しやすく、壁板を張って塗装した方はかなり重かったです。

次の行程は、棟木を上げて垂木を左右21本ずつ載せたあと、屋根板を張り、ルーフィング・コロニアル瓦を載せると雨をしのいでいけます。

高い場所での作業なので、急がず焦らずの気持ちで進めていきます。

余談ですが・・・
ログが梱包されていた枠材で仮の外階段を作り、塗装もしました。





ちなみに、外階段の塗装は奥さんがしてくれましたが、ログハウス本体はすべて私が塗りました。

手伝いが欲しかったわけではなく、「面白いこと(作業)は全部自分でやりたい」「自分の住み家くらいは最初から最後まで作ってみたい」という気持ちからです。

 

棟上




9月12日、棟木をログ壁上から頂上に移動。


 

棟木は応援者と私の2名で、手動ウインチを2個を使って建物の縁と妻壁パネルの斜めのラインに沿って引き上げ、棟木を収めました。


 

平屋の勾配が緩く、棟木位置の低い屋根なればこそです。

2階建てログハウスなら6〜7mの高さで、45°の屋根角度に沿わして引き上げ るのは無理だったでしょう。

棟木を上げて、作業の山場を越えた感じです。

 

屋根タル木


 

棟上後、組み合わせ滑車を使って、意外と簡単に垂木を載せることができました。




屋根材を載せる段取りに入っています。
晴れが続くことを祈っています


屋根仕上げ


屋根は自分で工事できることを前提に、「コロニアル」と呼ばれるコンクリートスレート板で仕上げることにしました。

屋根外周の役物はホームセンターで仕入れ、屋根周りを先に仕上げてからコロニアルを張っていきます。

材料はとても重いので、滑車を使って屋根に吊り上げて作業しました。




コロニアルは重ねながら一枚ずつ釘で貼っていきますが、重なりを除くと10p程しか進まないので大変でした。

また、棟換気はどうしたらできるだろうかと考え、屋根頂上に隙間を作り、板を張ったりして自作しました。

足場については、引退した大工さんが「少し錆びてるけど使うなら持って行っていいよ」と言われたので、運んできて自分で立てました。
もし落ちても、その足場に引っかかるだろうと。

これらの作業も平屋だからできたことでしょう。




屋根仕上げ作業をしたのは10月だったので、途中で台風の影響もありましたが、2週間程でできました。

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