9.内装作業


妻壁の断熱材


2021年1月24日、那須は大雪のうえ非常事態宣言で、人は皆無。
人がいない那須の姿は初めての光景です。




協力隊も体調不良などで、今日は1人。
足場は土曜日に外してもらいました。




今日は断熱材を詰めていきます。
壁に埋め込む予定のアンテナはまだ設置してないのでそこ以外で。

断熱材はグラスウールにしませんでした。
グラスウールは価格的にも財布に優しく、断熱効果も一般的には優れているのですが、ここは那須、できる限り天然素材にこだわりたく、ウールの断熱材にしました。(お値段は高いですが)




作業結果としては、壁パネル全面に断熱材を貼り終えました。

テキパキやったつもりですが、一人作業だから測って切って登り降りしての作業は効率悪過ぎですね。




夕方まで少し時間がありますが、次回天井に貼る断熱材の場所確保のために部材移動と、正面玄関のドア枠取り付けをして終了。

帰りもガラガラな高速道路を駆け走って東京に戻りました。


ユニバス設置の下準備&天井断熱材


2月7日、日曜日のみの作業です。
一人なのでせっせと取り掛かりました。

ロフトを優先的に作業するつもりですが、来週ユニットバスが到着するので、まずはその下準備です。

水道工事をしてもらうのに配管出し位置を決める必要があるみたいで、1618のサイズだと土台内部がぶかぶかなので、まずはユニットバスの設置位置を決めます。

ただ、問題なのは高さが取れないこと。
床からだいたい2500mm強の高さがあって、バスは2200、その上に浴室乾燥機をつけると2500mm。
セトリングを考えるとバスは2100mmにする必要があります。
ロフトの床根太って分厚いねえ。

リフォームを取り扱いっているホームセンターに聞いたら、通常は2200mmからサイズダウンさせて2000mmにするとのこと。
もしくは2200mmものの天井を100mm切る。

防水処理が必要で、「そもそもユニットバスはDIYでは難しいですよ」と。

慣れてる人がやれば一人でもだいたい1日で終わるそうですが、素人2人だったら2日で終わるかな。

近いうちに換気扇などの穴あけも必要だから、ホルソーや塩ビ管などの道具は先週揃えました。




でもログ壁に穴を開けるのはものすごい勇気がいります。
が、あまり考えている時間もないので、前回Nさんに相談させてもらった通りセトリングを考えずに穴あけ開始。




自前のハンマードリルに105パイのホルソー付けて、ものの10分で完了。




塩ビの配管は東京の家で予めグラインダーで115mmに切っておきました。




サイズは塩ビの外寸は103mm、内寸100mm。
2mmほど余計なので、ブチルテープを2重に巻いてピッタリ。

続いてロフトの天井への断熱材貼り。

前回は北側、南側の壁を1日もかからず終えたので、4時間くらいで天井半分終わるかと思ってましたが、まあまあ想像通り。

ただ、垂木のピッチが約550mmで断熱材のサイズが合わないので、断熱材1枚プラス半分を使う感じでタッカ溜め。




断熱材はそんなに重くないので持てるのですが、天井材って相当大変かも?
天井材は一人では無理かなあ。

天井の断熱材貼りが半分終わったところで、妻壁のログパネル貼りに入りました。

断熱張りを一貫してやらない理由は、壁パネル貼りなら取っ掛かりがあれば友人でもできるので、最初のログパネルを貼る位置を決めておけば必然的に同じやり方で友人がやってくれると思ったからです。
次に繋がる考えでやってます。




壁パネル10枚分くらい貼ったあたりで外も暗くなりそうなので、1Fの正面のドアと窓2枚の養生をしました。


ユニバス設置&妻内壁続き


2月13-14日、体制は2人。

今日の作業はユニットバスの設置、壁パネル、天井材と電気の設備追加に伴う配線です。

ユニットバスは最終的に業者に頼みました。
自分でやるとメーカー保証がないのと、設置料を交渉して相当安くできたので、部材が届く3日前に決断して業者稼働を確保し、作業してもらいました。

給排水管の切断やポリ管や換気口の穴あけはバス設置業者ではやらないので、予めやっておく必要があります。

穴あけは先週終わっているので、配管の切断とポリ管を朝一番で入れていきます。

朝8:30に現場に到着すると、すでにリクシルさんがいました。
現場の人ってどこもたいがい8時から開始なんですよねえ。


 

ポリ管を入れるのは15分くらいで終わるので、せっせとやってしまいました。


 

ユニットバス設置完了





ログ組み時に電気穴にダボを打ってしまったのですが、勿体ないので有効活用するために、ロフト配線してライトをつけることにしました。




一階の下からは外コンセントをつける予定です。




壁パネルは、メンテナンスができるように一部のパネルにビス溜めと、サネのメス側の片方を切り落として外せるように工夫しました。

天井材と壁パネルには真鍮クギを使っています。

 

妻壁&天井仕上板


2月20-21日、土曜日の夕方に那須到着して作業実施。

外壁ライト用に穴を開けているので水漏れしないようにライトの設置と、壁パネルの設置を少しした程度です。

今日は会社の同僚と泊まりで、朝に備えます。

宿は昔行きつけだったペンションで、久しぶりにご夫婦に再会。
なんでも近い将来ログハウスを建てたいとかで、早速翌日にわんちゃんを連れてご家族で見学に来てくれました。




見学者がいたこともあり、今日の作業は壁パネルの奥は全部完成しましたが、天井材は途中天窓があるためチョキチョキするのに時間がかかり、左側の半分までしか終わりませんでした。




友人の提案により、妻壁内部やロフト天井は真鍮釘を使いました。

キートスさんから借りているエアーポンプ&鉄砲でパスンパスンすれば苦労はなかったのですが、苦労してこそ楽しみがあるので、苦労の道を選びました。


水回りの床根太&勝手口ドア


3月14-15日、土曜日は大雨、日曜日は強風で、非常に天気に恵まれない週末でした。

もうすぐ水道工事が始まるので、1Fの床根太を優先で張っていきます。




1時間くらいで水回り辺りの根太は完成。

まだ北側の勝手口のドア(別手配)を取り付けていなかったので、今日はそれをメインで設置します。
その勝手口ドアができればかなり風は防げます。

ドアはオーダーメイドで注文しているので、単純に組み立てて設置という感じです。




そんなに難しくなく、最後の収まり方は床を張ったときに考えるとして、とりあえず完成です。




 

ロフト根太の高さ調整


3月28-29日、作業は日曜日と、そして月曜日は仕事を休んで同僚と行いました。

床板を張る前に、ロフト根太の高さ調整。




12本の根太レベルが均等ではなく、床板を張る時に坂になるので、できるだけ平行に合わせました。
つまり、ログ組みの際に強く叩きすぎている根太があるということです。

ジャッキアップ分も考慮して2.3mくらいの柱を作り、1Fの基礎コンクリートからジャッキアップして、沈みすぎた根太を少し上げて調整していきます。

場所によっては他の根太と比較して30mmほど沈んでいる箇所もあり、調整はかなり大変でした。

他の根太と平行になったら、ビスをログと根太に打ち込んで沈まないようにします。

しかし、根太2本だけはビスを打ち込んでもジャッキを外すと8mmくらい沈んでしまいます。

ここでNさんに連絡してアドバイスをもらおうとしたのですが、さすがにお休みなのですぐに連絡が取れず、そのまま放置。

作業終了後にNさんから連絡があり、「8mmくらいの差なら修正は諦めて次に進んだ方が良い」とのことで、ここは放置をすることとしました。

後日、調整できなかった2本の根太はジャッキアップしたまま床張りを開始しました。

床を根太の直前500mmくらいのところでジャッキを外したのですが、見事に平行に保たれていました。
床張りはビス止めしていたので、ビスで引く力が働いて沈まなくなったのでしょう。

しかし、その2本の根太は無事修正できたのですが、後日、修正済みと思っていた別の根太で平行が保たれていない箇所があることが判明し、ショック。

平行が保たれていないと分かったのは、1Fの間仕切り壁を作成しているときなので、もう後戻りはできないのでそのまま作業は続けました。

ただ、ロフトで測ると平行になっているんだよなあ。


2重構造のロフト床


ロフト床は、マニュアルにも「ロフトで歩く音が気になる場合は」と書いてあったので、床張りは2重にしています。

私の場合は別の目的もありました。
ロフトの通信線と電源線を床配線するためです。

ログを注文する前から床に配管を通す予定にしていたので、予めロフトの高さはログ積み増しをしています。
ログ積み増しすると利便性は格段に上がりますね。

電源線だけであれば根太ログに溝を掘ってその中に入れれば事足りるのですが、通信線は将来的に張替しないといけない場合もあります。

特にインターネットをするのであれば、今はまだCate5eが出回っていますがそれも古くなりますので、張替ができるように配管を設置しています。
ちなみに、うちのインターネット線は最初からCate7を入れました。

ロフト床の層は下記になります。(上から順に)
・2層目の床:支給材(フィンランド無垢板) 28mm
・胴縁、配管:余り材だと20mmになるので胴縁は1×4材。配管も胴縁も19mmを利用。
・防振材:ゼオン化成のサンダム。1.5mmくらい
・1層目の床:15mm
・根太ログ




1層目の床材は「無垢フローリングドットコム」からパインの床材を手配。




1層目に床を設置するので、1Fから見た天井は綺麗に見えますよ。



防振シート敷設



胴縁と配管敷設



フィンランド床板敷設

 

1階床根太




1Fの床根太も着手し始めました。




1Fの荷物整理をしたので、根太はすぐ終わりそうです。

その後、4月&5月は床張り作業をしました。
GWには1F床は完了、そしてロフト床も3分の2を終えました。


電気工事と設備機器


5月、1Fの間仕切り壁も施工していますが、配管や電線の関係で途中までしか仕上げていません。




通信線(LAN、電話、テレビ)は将来ケーブル規格が変わったら張替ができるように電気配線用の配管を通しています。




参考までに、電源ケーブルは2芯で400m、3芯で100m敷設しています。

1Fの床はある程度電源線を張ってから敷設しました。




6月、隣の田んぼにはキジやシラサギ、カルガモが飛んできて、ウグイスの声も混じりながら作業しています。




設備や電気関係を中心に作業。


 

床下から立ち上げ配管。
コンセントもつけました。




キッチンの設置






ユニットバスやキッチンなどはアウトレット品で安く買う予定でしたが、自分の最初の思いとはいかず、結局相当高くなりました。



洗面台



トイレ





電気接続は業者さんに依頼。

 

完了検査の準備




階段は後日位置変更する予定ですが、完了検査を受けるためにとりあえず設置しました。




ロフト手すりも取り付けました。




細かい仕上げ作業は残っていますが、すでに表題登記は完了しているので銀行からの催促はなくなりました。

今は完了検査を受けるために追い込み作業をしています。

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