3.みんなでセルフビルド


部分工事の見積もり


2018年1月26日、ログキットがフィンランド工場から出荷。
うまくいけば3月末~4月初め頃に日本に到着しそうです。

部分工事(基礎、屋根仕上げ、給排水設備、電気)は外注しました。

知り合いの知り合いをたどってそれぞれ見積もりを取って決めていったのですが、多少高かったかも・・・

でも全体がセルフビルドなので、トータルでは充分満足できる金額でできたと思います。


セルフビルド計画


4月、基礎も完成し、ログキットの到着を待つばかりになりました。

春は世界的に物流量が多くなるため、通常より海上輸送に日数を要するらしいのですが、今回はさらに最終積替港である韓国・釜山から北海道・苫小牧への船に空きがなく、釜山港で約一ヶ月も留め置かれたため、キット納品は連休明けになってしまいました。

※ 前年に大手海運業者の韓進が倒産した為、世界的にコンテナ&船不足に陥り、海上輸送が大混乱した春でした。(キートス)

そのため、仕事が暇な時期にログハウスを建てるはずが、残り時間があまりなくなってしまったので、現場でキートスさんの指導を受けながら短期集中で屋根まで完成させることにしました。

「当社の従業員は建築関係の経験者はいないけど、大丈夫か?」
とキートスのNさんに聞いたところ、
「未経験者で問題ないが、次の2点は約束してください」とのこと。

1.しっかり、言うことを聞く。

2.根性を振り絞る。

 

セルフビルド開始


連休明けの5月9日、フィンランドから届いたログキットは自分たちで荷降ろしをしました。

そして新潟から札幌まで指導に来てくれたキートスのNさんとともに翌10日から作業開始です。

その年は春先5月の札幌なのに非常に暑かったけど、従業員には「根性だぞ」と充分に言い聞かせて作業を始めました。




「箸が持てなくなった」とか「体中が痛い」とか、スタッフたちからは多少の泣き言を含め素朴な感想が聞こえてきましたが、みんなログハウス建築は楽しいようで、数日でログ組みが終わりました。


5月10日


 

 


5月11日


 


5月11−12日


 


5月12日、ログ組完了






その後、妻壁作成、棟上げ、垂木掛け&屋根下地と ハイスピードで作業が進み、屋根屋さんに仕上げ作業を依頼できるまでになりました。


5月12日、棟上





5月12−14日


 

 

 


5月14日




5月15日


 

もちろん私も筋肉痛で結構つらかった。
なんせ、115mm厚のログは重いです。

これらの作業を約1週間で完了し、キートスのNさんは新潟に帰って行きました。

 

屋根仕上&窓設置


その後すぐに、屋根仕上の板金張りを行いました。


 



同時に、外壁塗装と窓の取り付けもおこないました。


 


内装作業


その後は当初の予定通り、仕事の都合(雨が降った日や多少仕事が切れた時)を見計らってのんびり作業し、11月頃には完成させました。


 

天井施工


 




床施工


 


電気工事


 


建具内部化粧板取付


 


トイレ間仕切壁・内装ドア設置


 


苦労したことは、、、
外部野地板の施工で、垂木からはねだしている部分を切り落とすときは結構大変だった。
上手にまっすぐ切れた自信はないけど、屋根屋さんが何とかしてくれたみたいです。

反省点は、床張りの仕上がり具合かな。
後半は上手くなって納得いく出来だけど、最初のころの仕上がりに多少不満足な個所があります。
まだ技術不足だったんですね。

天井板の仕上がり具合も、もう少し上手に綺麗にすれば良かった。
(半年後の今はまったく気にならないけど)




これからセルフビルドを始める人へのアドバイスは、、、
ともかく部材の養生をしっかりすること。

最後の方に使う板材等は、最初にブルーシート掛けても定期的に確認すること。

ブルーシートはそんなに強くないです。
取り替えも必要な場合もありますよ。

養生が悪いと、カビや板材の反りの原因になります。

今回も、最後に作ったトイレの壁板材には少し汚れがありました。
塗装してそれを隠すのも良いと思いますが、まぁ汚れも味の一つかな・・・

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