2.部材搬入と土台材(2017年7月29日-8月1日)


段取りを組むと、前のめりになってしまう性分ゆえに、知人の小屋を借りてセルフビルドの拠点とし、毎日現場に通って3カ月間で片付ける計画をたてた。

11月には雪が降って仕事ができなくなる事情もあり、8月から10月までの短期決戦とした。

事前準備の一環でログハウスや木造建築の入門書も読んだ。

中でも、初心者に優しかったのが「ゼロからはじめる『木造建築』入門」だった。
この一冊で、木の家の仕組みや施工の実務が大方分かったような気になった。素人をその気にさせる優れ本だった。



※建設予定の土地。傾斜地で熊笹が密生。


雪が融ける6月に場所決めの杭を打ち、型枠業者を呼んで基礎づくりを依頼。




7月中旬までに地上高90センチの立派な基礎が完成した。




ログ部材の搬入は、ややっこしい傾斜地のためクレーンで吊り上げて基礎の周囲に並べ、土台材の据え付けに着手した。




恐る恐る電気ドリルを握って、土台材にアンカーボルト用の穴を開けてみた。

ドリルの刃が真っすぐにストンと下まで貫通した。

「できる」。
この成功体験が大きかった。

実は、横浜の自宅の隣で二世帯住宅を建てていた大工さんに3日間だけ、修行させてもらった。

修行といっても電動工具を大工さんが使うのを脇でじっと見るだけだったが、基本的な操作方法が分かった。あとは実践のみの状態だった。




そういう状態で迎えた土台材据え付けのドリル成功体験。

「どうにかなる」。
初めて先行きに見通しが立った気分になった。

その勢いで大引きと根太の設置も手早く片付けた。




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