6. ログ積み Log Wall mounting


シルログ


基礎近くの材は雨水で腐食するかもしれない。
とくに北の妻側は、冬の雨風が吹き込みそう。




ありあわせのトタン板を折り曲げて、土台に腰水切を付けました。

シルログ切り込みがずれた箇所があります。




基礎ボルトを叩いて修正できることや、仕上げの段階で幅木で隠れてしまうので問題ナッシングなことがこの時点ではわからず、唯々思い悩むばかり...

キートスからログ間結束金物(四角ハリセンボン)が送られてきました。
なんでも、フィンランドのメーカーの手配ミスとのこと。




LP-57のログ木口合わせは、小さいほうの金物を使うのだそうです。

納品物を勘定してみたら、ログ間断熱材が少ないようなのでキートスに連絡したら、即刻1箱届きました。




後日談で申し訳ないのですが、完成後にたくさん余りました。
お返ししますね!




これはイケマセン!
西側一段目のログ材のノッチ切れ込み位置が大きくずれています。

キートスに相談したら、「フィンランドはコンピュータ制御のマシンカットなので、その上の段の材料も同じようにずれた位置にノッチ切れ込みがあるかもしれない。」 ってこと。

うっへぇ、コワイお話。

そうなったらフィンランドで作り直して再送してもらうのにたいへんな時間が かかってしまう。




丸一日かけて、ログ17段目までの材料のノッチ位置確認。
ついでに、取り出しやすいようにログ配置換え。

結局、ノッチ問題は 一段目ログだけだとわかったので、キートスのスタッフが現場に来て、予備ログを使ってい正規のN1の形に現場加工してくれることになりました。





キートスによるサポート


N1-1の作り直しもさることながら、キートス施工サポートのTさんにいろいろなことを教えていただきました。




師曰く、、、

「座堀りは専用ビットを使うと早い。丸座金なら50mmぐらいが良い。」

「基礎ボルトが真っ直ぐ立っていないこともあるので、基礎ボルトを叩いて 曲げてしまえば位置を合わせることができる。穴あけは下から上向きに抜きあけるのだ!」




「土台とシルログの基礎ボルト穴開けは大きく!24mm いや30mmでも良いぐらいだ。」
 (私は18mmでやっていたので、何度もやり直しで時間がかかった)




「基礎ボルト位置をシルログにマークするときは、ログを上下逆さに基礎ボルトに沿わせて置き、差金でボルト巾の線2本を ひく。
 ログ中心線からの左右のずれを差し金で読み取って穴あけ位置をマークする。」

座金がログ巾から飛び出さないように(必要ならば斜め方向に)穴を開けて、基礎ボルトをハンマーの柄で叩いて修正しながら入れていくのだ。

「もしも、いったんノッチ組みしたあとやり直したい場合は、バールを使って やり直すことができる!」

「コーナーのログ間断熱は一巻きで良いが、必ず入れること。」

「ログは、両方の下面が同じ高さになるまで叩き込む。
 サネは叩いてつぶれても、その上の段のログ積みには問題なし。」

「コンパネを仮床を敷いたあとは 土足厳禁。ログを土で汚すなかれ。」

「ログを縦につなぐ場合は、ログを叩き込んだ後でログ間接続金具を打ち込む。ログ間断熱はその後で巻けばよい。」

「入りにくいときは、ダボ穴にバールを入れてログの捩れを矯正しておいて 上からログを叩き込むのだ!!」(これ金言です!)

「棟木の下に小梁を渡して小屋裏材は小梁の下面に取り付ける『舟形屋根』 という方法がある。そのほうが屋根裏換気の効率がよい。」

「電気穴をつぶして風呂の窓を取り付けてもOK。風呂用の電線は間仕切壁の間を通せるから。」

「軒までログを積み上げた後でも 電線は通る。 ログ積みの最中に都度、電線を通す必要はない。」

「垂木取り付け、軒先の鼻隠し板とりつけ、塗装作業などのために 足場があったほうが良い。
 抱き足場は両手が使えないので 不便。 業者施工&レンタルで数十万円であろう。」

あれもこれもお聞きしたい。

話の種は尽きないのですが、秋の日はつるべ落とし。
道路が混む前にどうぞ気をつけてお帰りください。

 

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