13. 実録 LP-57のメンテナンス Maintenance records


住んでみて・・・


住んでみて初めて分かる不具合もあります。

日々あれこれ考えながら手を加えているのですが、ログハウスには特有のメンテナンスがつきもの。

素人のセルフビルドなので施工ミスもありますし。

LP57の建築後にやったことを以下ご紹介します。


【 塗装 】


はやいもので、2014年に塗装してから5年経ちました。

雨がかかる妻壁やケラバなどの塗装は白茶けてきました。
陽当りに面したログには樹液が滲み出てきたところもあります。

ウェスでざっと拭いて、スクレーパーで樹液を剥ぎ取ってから水性キシラデコールを上塗りしました。

破風材や窓枠の白色は水性コンゾラン塗装。
光沢は落ちたものの皮膜がしっかりしているので、まだ大丈夫。




テラスには屋根を掛けたものの雨が吹き込むので、近々シッケンズセトールデッキの再塗装が必要でしょう。

南側のテラス屋根に乗れば刷毛が棟まで届くので便利。

一方、北側の片流れ軒は勾配が急で作業困難。




泥棒は侵入不可能なのですが、メンテナンスのことを考えずに勾配を決めてしまいました。


【 雨漏り対策 】


秋の強力な台風の直撃で、北東側のロフト根太ノッチ部分から室内に雨水が漏れてきました。




軒を延長してノッチを覆うようにしたのですが、次の直撃台風でまた漏れる。




図面を確認して、現場を確認して「あ! これだ」
ダボ穴の最上部がコーキングされていませんでした。

ダボ穴を雨樋のように伝ってきた水が室内に漏れ出していたのです。




これで、もし次にまた『記録的な』台風がきても大丈夫!


【 セトリング 】


通しボルトとロフト柱は定期的に締め直してきました。

5年でセトリングは止まったようです。




窓やドアの額縁はビス2点留めにしていたのですが、ガタついていたり反り返っているところをビス止め。

台所の吊り棚や洗面台の鏡面も4点止めにしたので、これからは収納量を増やせます。


【 ドア 】


完成当初から玄関ドア下端がきしんでいました。
足で蹴飛ばして開けていたのですが、近頃さらに酷くなってきたようです。

プロの大工さんの話では「ドア下端にカンナかけしては駄目。ドア枠の片側を持ち上げてみたらどうか。」

作業を始めたら、、蝶番の上蓋を六角レンチで外せばドアを持ち上げて外せることを発見!




ならば試しに4ミリの合板片で下側の蝶番にゲタを履かせてみると、あろうことか! すぅ?っと閉じるじゃありませんか。
大成功です。

 

 

【 薪ストーブ 】


寒い夜には楽しいペチカ。

まずはハードボイルドの茹で卵を作って、畑で取れたジャガ芋と人参、脂身に焼き目をつけた豚バラ肉を入れてコトコト煮る。




小豆は何回も煮汁を取り替えて、氷砂糖で味付け。

明日食べる分はストーブの下で保温しておきましょう。

小さなログハウスなので薪は外に置いておきます。
でも軒下は雨垂れで乾きがイマイチ。




屋根付き薪置き場も作りました。




そして、年に1回は煙突掃除。
ロープ伝いに登って行って、棟に跨って作業しています。




落下防止のために安全帯つけて、移動式足場も吊っていますが、このやり方はイマイチ。




もっと安全に楽に登れる方法を考えていきましょう。


【 野望 】


冬になると薪ストーブで煮込み料理やパン焼きを楽しんでいます。




冬でなくとも、天ぷらや焼きものは外でやりたい。
良いお天気の日は特にネ。




バーゴラの下のアウトドアキッチン、 レンガ積みのバーベキューグリル、ピザ窯もいいなぁ、、、

将来の夢が広がる。




下駄箱、軒、薪置き場、次は何をつくろうか。

ログハウスの残材が残っているのでまだまだ楽しめます。


【 タイル表札 】


ログハウス完成時に注文した女川町スペインタイルの表札。




東日本大震災の復興商店街、その後お店はどうなっているだろうか。
表札をみるたびに作者の方を思い出します。

宮城県女川町スペインタイル屋さん『みなとまちセラミカ工房』

応援したいですね。

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