キートス・ログハウスキット LP-56

えー!自分でログハウスが 建てれるんですか?

[岐阜県・山県市]


作ることになったきっかけ


今から10年以上前になりますが、子供が独立して自分の部屋を希望しましたので、「離れ」を造ることになりました。

いろんな物を検討している時に「ログハウスがいい」と娘が言い出し、それから何冊ものログハウスの本を買ってきて読んだりしていました。

ある時、岐阜の街を車で通っていると、玄関構えがログで出来ている店を横目にしました。Uターンし、今目にした店の中に入っていきました。




すると、任天堂のマリオのように口ひげを生やしたIさんという方がみえ、にこにこして僕を迎えてくれました。

それが当時岐阜市内に東海事業部を置いていた「キートス」でした。

そこで過去に建設された写真をいくつも見せてもらい、話を聞いていると、「自分でログハウスを建てると楽しいよ!」と言われました。

「えー!本当に自分で建てられるんですか?」と思わず聞き返しました。

それからパンフレットをもらい、半年くらい前に自分で建てたTさんを紹介してもらいました。




後日Tさんを訪ねて、建設時の苦労話や注意点を聞き、「これだったら自分だけでも建てられる」と思い、再び キートスを訪れました。

ログハウスのタイプ、納期、金額等を詰め、話を進めました。

発注してからも「本当に自分一人で建てられるだろうか?」との疑問は時々頭をよぎりました。


ビールを飲みながらの建築は楽しい


当時は、サラリーマンを止めた後に会社を興して2年位、何となく時間の余裕も出来てきたので、週1回時間のとれる火曜日をログハウスのセルフビルド日に当て、丸1日中作業をしました。

竣工までほとんど1人で約1年かかりました。

夏の暑い日は長い時間続けられず、2時間ぐらい仕事をしては缶ビール1本を飲んで1時間は横になり、また回復しては仕事をするという一日を繰り返していました。



ちなみに、休憩は3回くらいとり、夏の暑い日にはビールを4本ほど飲んでいました。

すぐに汗として出てしまうので、飲もうと思えば何本でも飲める暑さでした。


うまくいかなくても子供の工作みたいで充実感がある


建築にあたってはログ部材を50m位離れた空き地に置いていたので、その都度材料を運ぶのが大変でした。

屋根張りも一人でやったので、三角屋根の急勾配にコンパネや雨よけシート、屋根材をあげたり張ったりするのに危険を伴うた、苦労しました。




また、1年かけてのゆっくりしした建築だったために、階段の側材が日に当たりすぎて変形し、取り付けるのにとても大変でした。

でも、もうこの段階までくると小細工はお手の物、子供の希望を取り入れて 「トイレ兼シャワー室」を余った材料で作りました。


自分で出来ない部分は業者に


ほとんどの作業は自分一人でしましたが、もちろんできない部分もあります。




基礎のコンクリート打ちと電気配線工事に シャワー・トイレの設置は専門家に依頼しました。


お手伝い



何せ、本当のセルフビルドであったために、一人で重い材料を運べない時には妻に手伝ってもらったり、また、とても重い “長い張り” は弟とその子供に手伝ってもらい、三角ハシゴを両側に置いて片一方を互い違いに乗せて、一段ずつ上げながら最上階までもって行ったのを、今でも思い出します。


完成後のログハウス


完成後は、2人の娘の勉強部屋と寝室として使っていました。




しかし1人はすでに嫁に行き、もう1人は大学に進学して家を離れ、下宿しました。


今、ログハウスは・・・


娘たちが独り立ちして空いたログハウスには、独り身になった妻の母を呼び寄せて使っています。




寂しいといけないので、2匹の猫との共同生活となっています。




ログハウスのセルフビルドをしたことは、楽しい思い出になりました。

仕事とは違うことに携われるのは小さな幸せですし、自分の刺激にもなります。




これからキートスのログハウスをセルフビルドしようと考えている人がいれば、アドバイスなどいろいろとお手伝いができるかもしれませんね。

キートス・ログハウス 〒950-2022 新潟市西区小針2-17-1 TEL 025-233-5005


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