6.ピークドーマーの作成


三角ドーマーの作成


2020年4月、ようやく春めいてきましたが、世の中はコロナ禍で大変なことになっています。

冬の間凍てついていた山小舎周辺ですが、ようやく工事ができるようになってきました。

しかしながら、現地での宿泊等、コロナ感染(感染させる側、感染する側としても)に要注意で、首都圏から山小舎方面に出向くのも、ややはばかれる状況です。

コロナ騒動のさ中でしたが、遅々として進まない工事進捗に頭を抱えて、不要不急の外出制限から抜け出して一人大工工事を進めました。




ログハウスのロフトに、明かり採り用の出窓を設置したいと思い、 三角屋根の出窓工事を行っています。

当初は天窓を設置するつもりでしたが、冬季は外が-20℃にもなる場所で、中で薪ストーブなどを炊けば、いかに二重窓でも露の滴が落ちるのではないかと考え、設計変更しました。

この三角窓ドーマー作成は苦労しました。
垂木から三角屋根の骨組みを作るのは、想像以上に難しい作業でした。

屋根垂木が約600mm間隔であるため、当初はこの隙間から出窓を出そうと考えたのですが、いかにも狭いので(実間隔は550mmでさらに板材を入れると500mm以下となる)垂木2本分の間隔で施工することにしました。




構造に変化が出るので屋根垂木を切るわけには行かないと思い、垂木をまたいで出窓を出しています。




即ち、完成後は一本の垂木をまたいで出窓があることになります。




三角窓周辺の尾根や谷部分の雨漏れ防止にも相当配慮しました。

分からないままに、防水シートやテープを張り、トタン板や役物を敷設しまくりました。

 

野地板の張替


ドーマー完成後、知己の大工さんからのアドバイスもあって、野地板の張り直しです。

冬季はマイナス10℃以下、強烈な光線下では60℃近くなる屋根の下地材。

冬にストーブを焚いて湿気が天井にこもるようだとそれが凍結し、合板自体の張り合わせが凍結や解凍により経年劣化してくるものと想像しました。




それで、既に設置した12mm合板を剥がして9mm合板を張り、その上に杉材の野地板(12mm)を張りなおしました。

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