11.四方山話 ここまで一年を振り返って


「亥年生まれ」だからなのか、まさに"猪突猛進"でここまで来ましたが、振り返ってみるといろいろ失敗やトラブルもありました。

これからログハウスのセルフビルドを目指されるみなさんの参考になればと思い、その一端を紹介したいと思います。(あまり参考にはならないと思いますが)


失敗・トラブル編「水道がない?」


土地を見に行った際、広告の中に「水道敷地内引き込み済み」という説明があり、「引き込み済みなら工事費もかからないし、ラッキー」と思い、この土地に決めた理由の1つでもありました。

その後契約の際に送られてきた重要事項説明書という書類の中にも間違いなく記載があり、安心していました。

実際に土地を見たときは草が生い茂っていて水道は確認できませんでしたが、不動産屋さんも「今はわかりにくいですがありますよ」という事だったので、確認することなく契約しました。
(不動産屋さんが群馬県だったので、電話のみの商談でした)

それから現地を訪れた時に水道を探してみたのですが、それらしい物はありません。

担当のAさんに確認したところ、「工事してから何年も経っているので、埋まっていて見つけにくいかもしれません」という返事でした。

6月に契約を済ませ、7月の終わりに新潟のキートスさんにお話を伺いに行く前に現地に寄って、ツルハシとシャベル持参で水道管が埋まっていそうなところを何カ所か掘り返してみたのですが見つかりません。

再度Aさんに確認すると「ないですか〜、今度私も探してみます」ということで群馬から現地に探しに行っていただきました。

その後報告があり、やっぱり見つからないとのこと。
「雪が多いところなので、結構深いところにあるかもしれません」という事。

確かに前回探したときは手堀でしたので、50cm程度しか掘っていません。
それ以上深いところにあれば見つからないわけで・・・

「本当に引き込んであるんだろうか」という疑いの気持ちも芽生えてくるのですが 、Aさんの誠実な感じ(電話だけのお付き合いですが)と実際に現地まで探しに行ってくれた人柄から、「もうひと探ししてみようと」と思い、10月に今度はユンボを借りて50cm〜1mぐらい掘ってみました。




さすが重機ですから、どんどん掘ることが出来ます。

敷地の道路と接しているところを全部掘ってみたのですが、やはり見つかりません。

さすがにこれだけ探してないということは、「初めからない」ということだと考えざるを得ません。

Aさんに確認すると「当時工事を請け負っ た業者さんに確認したが、図面が見つからないとのこと」

仕方がないので、その業者さんを教えてもらい、直接連絡することに。

すると「隣の区画は施工していますが、そちらは工事した記録はありません」との返答。

Aさんにその旨を伝えると、Aさんも入社前の事なので自信がないとのこと。

そんなやりとりを経て、水道は初めからないことが確実に。

「どう対応してくれるの?」に対しては、「仲介手数料をお返しするということでどうでしょう」という申し出がありましたが納得がいかず、水道引き込み工事代金の負担を求めましたが・・・。

こちらとしては最初から施工した業者さんに確認していればわかっていた話で、ツルハシ片手も、ユンボのレンタルも必要なかったのではという思いもありました。

ただ先方も重要事項説明書に記載があるので、簡単には認めたくなかった様子。

それなら間を取って「水道引き込み工事代金を折半する」ということで話しが折り合いました。

まあ遠隔地ということも大きな理由ですが、土地のいろいろな条件については慎重に確認する必要があるという教訓になりました。

(そんなの当たり前と言われそうですが・・・)

トップに戻る [12.屋根葺き]へ進む

キートス・ログハウス 〒950-2022 新潟市西区小針2-17-1 TEL 025-233-5005