12.日曜大工の腕のみせどころ−小屋掛・棟上


ログ積みは肉体労働で大変だが、正確なマシンカットに助けられて順調に積み上がった。

次は小屋掛け。
材料を自分でカットし、現場合わせしながら妻パネルを作り、立ち上げ、棟木を載せて垂木を渡して行く。

大工の腕と、鳶の度胸がいる仕事である。


まずは、妻壁パネルの作成だ。

ロフトになる部分の床に合板で仮床を張り、その上で三角パネルを 作る。

底辺約8メートル、高さ4メートルの巨大なパネルになるので、まず2分割で枠を作り、次に柱を真ん中にしてつなぎ合わせた。



妻壁パネルの枠

それから妻パネルの外側になる面に防湿紙を貼り、ログボードを張った。
ボードの外側は、パネルを立てる前に防腐塗料を塗った。

こうやって文章で書くと、とても簡単なことのようになってしまうが、ロフト部分の狭い仮床の上でコレを2枚作るのは大変なことだった。

材はたいてい反ったりひねったりしているので、だましながら選んで使った。


妻壁には「ログを積み上げる方法」と私のように「パネルを作って立ち上げる方法」の2通りがあるが、後者のほうがコストは小さいが手間がかかる。


2007年10月22日

いよいよ上棟である。

妻壁パネルを人力で立てるのはちょっと怖いので、クレーンのお世話になった。

妻壁を垂直に立てて仮固定してから、その上に9メートルの棟木をクレーンを使って載せた。





パネルがログ壁の上にぴったり収まり、棟木がパネルの切り欠きにすとんと落ちたときは、自信があったとはいえ、正直ほっとした。




 (棟上げを終えて、ほっと一息 )

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