2.前準備&ログキットの到着

 

図面の見方などを学ぶ


ログハウスのセルフビルドについて家族は大反対でしたから、私の心意気を見せる意味もあって、仕事を退職した秋から専門の学校で住宅・リフォームについて学ぶことにしました。

今までの仕事は建築とは無縁でしたが、いろいろ自分で作ることは以前からしていましたし、工業系の学校を出ているのでこういうことを学ぶのは本来好きです。

また、今後新たな仕事をするとしてもこれらの知識を役立てたいという気持ちもありました。

住宅の基礎や図面の見方などを約2ヶ月間学び、ログハウス建築の準備は万全です。

(専門知識がなくてもログハウスのセルフビルドはできますが、事前学習しておけばセルフビルドへの自信につながります)


ミニログハウスを建てる


母屋の一部を解体する前に、仮住まい用のミニログハウス(8帖)を自分で建てました。(練習の意味もあります)




小さいながらキッチン完備です。

母屋の水回りを解体したので、ログハウスが完成するまでの間はこのミニログハウスがキッチン&ダイニングになります。
(「これで十分でしょう」とたくさんの方に言われました。)

ログキットが到着した際にも、お手伝いの方々とのランチで活躍しました。

お風呂はバスユニットをレンタルし、囲い壁は自作しました。
(写真を撮っておけばよかったな・・・)

 

ログキットの到着


2019年5月23日、フィンランドからログキットが届きました。




ログハウス建築地に近い広い敷地を借りて荷降ろし作業です。

3トントラックの運転手さんと瓦職人2名(弟含む)、私の計4名での作業となりました。




重量物を移動する大変な作業となるので、段取りを頭に入れ、「安全第一」と思いながら不安のスタートとなりました。




しかし、キートスさんより作業指導に来ていただき、指示のもと荷降ろしは問題なくスムーズに予想以上に早く、2時間程度で終わりました。




一面に降ろした部材を見て、量の多さにビックリ!
「大きな仕事をこれからするんだ」と実感がわきました。




その後、部材は荷降ろし場所から自宅すぐそばまで二次輸送しました。

 

ログ部材の養生


ログキットは届きましたが、建築場所の建物解体はまだこれからで、もちろん基礎もできていません。

そのため、当分の間ログキット梱包は外で保管することになります。

建具(窓・ドア)、階段、ログ間断熱材、そして小物類は車庫などの建物内部に保管しましたが、木部材の大きな梱包は外で保管します。




竹や木を切ってやぐらを組み、上からブルーシートで覆ってしっかり養生しました。

これなら風通しも良く、長期間保管できると信じて!




このやぐら組みのポイントは「長くてまっすぐな竹を使う」こと。




途中、強風に何度かあおられ、補強をしながらも、ログハウスが完成するまで部材を守ることができました。




でも雪の時は心配で、何度も雪下ろしをしました。


母屋の一部解体


その後、母屋の一部を解体しました。

水回り部分の解体をしたのですが、「食」に関する装備品の多いこと・・・
きれいに整理するのに、家族の手を借りても2ヶ月かかってしまいました。

屋根や柱の解体は弟に手伝いをお願いしましたが、それ以外はコツコツ一人での作業。




重い木材は竹で三脚を造り、チェーンブロックで吊り、細かく刻みながらの作業となりました。

途中でちょっと病気入院したこともあって、2ヶ月の期間を要して母屋の3分の1の解体がやっと終了しました。

母屋と離れの和室の横壁を造り、いよいよログハウスの製作です。

この時思いました、「ログ部材を頼むのが早すぎた」と。

 


基礎工事


2019年11月、基礎工事が始まりました。




工事は業者さんにお願いしましたが、位置決めで悩みました。
(離れの和室とうまく継ぐため)
 




後はさすがプロ、バッチリです。




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