= 最初は小さな離れの
ログハウス計画でした =
[ 新潟県 / 住宅 ]
当初、自宅の建替えを在来工法で計画していました。
イメージは「和風建築庄屋造り」で、12畳の二間続きの広い和室、雪見障子と鶴亀の欄間、4.5畳程度の広い仏間と床の間、そして大きな縁側などで、100坪程度の平屋を考えていました。
でも一部自分用の部屋だけは「8帖程度のログハウスにしたい」とも思っていました。
問題はその在来工法の住宅母屋とログハウスの離れをどのようにスムーズにつなげて仕上るか・・・
そこで、新潟市内にあるログハウス会社のキートスを見つけ、相談に伺いました。
ああでもないこうでもないと打ち合わせをしている時に、キートスのNさんが軽〜く「いっそ全部ログハウスにしたら!」と冗談ぽく言うので 、「 いくら位かかるの?」と思わず聞いてしまいました。
後日キートスから出された見積書を見て、また思わず言ってしまいました、
「こんなでできんの?」
それからは当初の想定外の展開に・・・
丸ログハウスで昔ながらの和風住宅が建てられるだろうか?
仏壇や掛け軸などが似合うようにログハウスが仕上がるのだろうか?
いろいろ打ち合わせをして、キートスのNさんはフィンランド工場にも出かけて、直接向こうの技術者とも詳細打ち合わせをしてくれました。
なんと言っても、フィンランド工場にとってもログハウスでの和風建築は初めてのことだったからです。
数ヵ月後、フィンランドからログ部材が届きました。40フィートコンテナで5本の量。
その部材量には驚きましたが、壁として全部ログを積むのですから、考え見れば大量になるわけです。
建築は大工の棟梁である弟が担当してくれましたが、家族も ログ組みを手伝いました。
フィンランドから来てくれた技術者と棟梁である弟との交流は、キートスのNさんが「ログハウス徒然草」に書いていました。
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