Kiitos Log House

= 妻のために建てた大切な家 =




[  新潟県 / 住宅  ]


お蔭様で、ふたりでセルフビルドした家で楽しいログハウス生活を過ごしています。

家のレイアウトは妻がほとんど行いました。
外観はスイス地方にあるログハウスをイメージしました。




ブラックアイアン(ガラス)の外灯を3つ設置したので、とても明るいです。

中央の外灯の下にはドイツのハイビ社製の郵便受けを設置しました。




仕事や生活でフランスに関わることが多いため、室内インテリアはフランス色が強いです。

各部屋(キッチン、ダイニング、リビング、ロフト)でそれぞれフランスの異なる地域の特色をレイアウトしています。

 

= 玄関 =


フリルガラスの小さなペンダントライトは優しい雰囲気があります。




余った木材を利用し、掃除用具入れと靴箱を設置しました。
ログと同じ素材と色なので圧迫感がありません。


= リビング =


玄関入って左手、開放感のある吹き抜け側をリビングにしました。




アイアン素材で直径56cmの6球シャンデリアを天井から下げました。

家の半分が明るくなり、天井も高く感じます。




一階部分の一番上にブラケットを2箇所設置しています。
シャンデリアとブラケットで階段は明るいです。

電球色は暖かい印象で、ログハウスに合うと思います。




什器はブラックアイアンとガラスにしました。

ファブリックは白とグレーです。




リビングの階段は立体的でとても綺麗なので、ガラスのテーブルライトを階段下のサイドテーブルに置いて、空間を広く奥行きが立体的に見えるようにしました。




リビングには、妻が一番好きな地域・ブルターニュ地方のカンペールの皿時計とタペストリーを飾り、ショーケースにはプロヴァンス地方ムスティエのティーセットを飾っています。

妻は日本にいる時はリビングでhuluの映画を見ることが多いので、この場所が一番エンジョイする空間です。


= ダイニング =


ダイニングテーブルがクラシックなため、照明は5連のモダンなものにしました。




2つの窓から陽が入るため、ダイニングはとても明るいです。

窓外から家の中の様子がよく見えるのでアルプス地方のリネンのカフェカーテンを付けていますが、薄く室内の様子が見えるので雰囲気が良いかと思いました。




窓の手前に電気の配線をして、ドイツ・ザイフェンの照明を下げました。
木製の照明はログハウスにぴったりです。




窓の下には木製チェストを置き、 ドイツとフランスの間にあるアルザス地方の陶器やクグロフの型を飾っています。

食器棚にはアルザス地方のグラスと、この地方の子供たちが描かれたHansiの陶器を入れています。




厚手の食器と木製の家具、木製の窓枠がとても合っています。


= キッチン =




ガスレンジのため防火用の垂れ壁を設置。内側は石膏ボードで、外側は木材です。

キッチンはコメリリフォームにオーダーしました。



ガスレンジ側サイド含め、壁半分を伊奈製陶のタイル230枚前後で施工しました。


 

キッチンダイニングの陶器は全て、スフレンハイムです。

独特なスフレンハイムの食器を飾ってもログの雰囲気に合っているので嬉しいです。



= 水回り =


洗面室前にはダウンライトを設置。


 

一階奥の扉にはそれぞれアイアンのサインプレートを設置しました。




トイレや脱衣場にはYKKの樹脂枠窓を設置したため、自然光が入り気持ちが良いです。





= ロフト =


天井まで350cmあるため、開放感を感じます。

ダウンライトを6個設置しましたので、満遍なく明るいです。




本来ロフトは寝室にする予定ではありませんでしたが、床張をした際に寝転がってみたら天井が高く開放感が気持ちよかったため、ロフトを寝室にしました。

ベッドのヘッドボードは余った木材で作りました。


 

ロフトはアルプス地方をテーマにしています。
パッチワークのベッドカバーに大きなタペストリー。

ロフトの空間は妻のノスタルジーで、カントリーな雰囲気を大切にしています。




妻の母は和裁の先生でした。
手先が器用な人で、お家で裁縫を楽しんでいました。

ロフトに飾られているクロスステッチのタペストリーやカントリードール、パッチワークのベッドカバーは、すべて亡くなった義理の母が妻に残した作品の世界なのです。

妻は母の横に座り、6歳の頃から針を持って和裁を学び始めました。

高校は長岡大手高校の被服科を卒業し、16歳から学んでいたフランス語を活かして18歳で渡仏しました。

パリでは貧しい学生生活をしていました。
パリ4区のアパルトマン最上階の屋根裏部屋に住み、学校でフランスのデザインを学びました。

その後、二十代後半までフランスのメゾンで働き、現在はフランスの複数のメーカーの日本エージェントを務めています。




妻は「この家のロフトの窓は、パリの屋根裏部屋の縦長の窓によく似ている」と話します。

屋根裏部屋とログの2Fでは空間の広さも高さも違うけれど、ここに座って窓を眺めているとログハウスはとても静かで温かく、外には違う世界が広がっているような感じがします。





そして何より、私ども夫婦のライフスタイルに合う家が出来たことをとても嬉しく思っています。

キートス・ログハウス 〒950-2022 新潟市西区小針2-17-1 TEL 025-233-5005